儲かる農業??

今日は子供達を午前中に耳鼻科へ連れて行き午後からはインフルエンザの予防接種に連れて行き、その後本屋をブラーッとしてきました。 農閑期を利用していろんな本を読んでいます。
今日は本を買いませんでしたが以前買った本に「儲かる農業」って本があります。
そう、農業が今社会的に注目を浴びてるのは重々承知ですが自分の考え方としては答えはノーです。
社会で言われるような現実とは程遠いのが現実です。
儲かっている事例を報道するし、やり方によっては儲ける!と簡単に報道します。
農業が本当に儲けれるならば後継者不足なんてことは考えにくいと思います。
私はりんごづくりを生業としていますが、りんごを自分で売れば儲けれるではないか?なんて言われそうだが、りんごと引き換えに得ているのは対価だと思います。
サラリーマンの給料を儲けと言わないのと同じで、今この対価が安すぎるから農家は今問題なのです。
農業が根っこだとすれば工業が幹で商業は枝葉と考えれば根っこが腐っては枝葉まで養分は行かずに樹は倒れ落ちます。農業が担ってきたのは人の「生死」であって今、社会では枝葉が根っこに指図しているように思います。
古い考えかも知れませんが親から、また先祖から受け継いだ農地を守る為に農家は今必死です。
私でりんごづくりが四代目ですが農家の四代目ってそんなに古いものではありません。商業を営む方の四代目は老舗ですよね?
儲からない農業は続いていますが儲けているはずの企業や商店ってのは今、倒産しています。
「儲かる農業」ってのは「潰れる農業」の気がしてなりません。
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