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摘花作業中におもうこと

私の住む青森県黒石市は県全体からすれば、単位面積当たりの収量は少ない地域です。
単位面積当たりの収量とは簡単に言えば、同じ面積から収穫できるりんごの収量のことです。
経営的にみても薬剤散布やら草刈り作業やら単位面積当たりの収量が少ないということは不利です。
非常に細かいような話なのですが、経営者の視点からすればホッとけるような話ではありません。
収量をあげるために1本でも多くりんごの木を植えるとか多収穫できるような枝を配置するとか様々な問題がありますが一番には山間部の傾斜地もあるために収量が少ないのは事実です。
じゃぁ、収量の獲れない不利な園地を辞めれば?というのが一般的なのですが先祖から譲り受けた農地を安々とはいきません。
これが既得権益なるものです。
ときには有利に、またときには不利にと。
私の就農した一番大きな理由は既得権です。
農家の長男として生まれ、その責任というか、自分がやらなければ親、先祖の想いを踏みにじるのでは?という想いで始めました。
親も先祖も今の時代を生きるために、りんごの木を植えたことは言うまでもないことですが、子のため孫のためにと大切にしてきたと思います。

今、りんご園では摘花作業をしております。非常に簡単な作業で作業中にいろんなことが頭をよぎります。
今日は既得権のこと、それと単位面積当たりの収量の少ないことなど頭の中で整理がつかないくらい考えていました。
収量が獲れないことの要因について後日あらためて書きたいと思います。
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