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青森県特定認証農産物

薬剤散布
 今年度より我が家のりんごが「青森県特定認証農産物」に認証を受けました。
 慣行の農産物(りんご)の農薬5割軽減、有機質による土作りが条件です。
 この農薬5割軽減にも納得できない内容があるんですよ。
 農薬の成分によりポイント制で18ポイントという基準をクリアしなければなりません。
 農薬・・・農業に使う薬剤。
 
 今日、今年一回目の薬剤散布しました。マシン油、ベフラン、ダーズバンという農薬です。このマシン油が1ポイントにカウントしないんです。マシン油は樹の表皮を油膜で覆い昨年住みついていたであろう害虫の越冬卵や越冬虫を窒息死させる効果があります。このマシン油を散布したのとしないのでは豪い違いが生じます。
 夏場にりんごの葉っぱの養分を吸い尽くす葉ダニの農薬を削減するのが一番の狙いです。
 農家としても殺ダニ剤の散布が減りコスト的にも助かります。
 JASの認証によればマシン油は1ポイントとカウントしないそうです。農業に使う薬剤なのになぁ・・・。
 ベフランはモニリア病を防ぐための殺菌剤です。モニリア病とは春先に長雨や低温が続き園地内が湿気を多く保った状態だと発生します。大切な葉っぱが腐り、翌々は幼果をも腐らせる恐ろしい病気です。
 ダーズバンはハマキムシと近年多いカスミカメムシのための殺虫剤です。
 私の園地の半分は水田転作園で園地の周りにヨモギの草がたくさんあり、このヨモギに住み着いているみたいです。
 ヨモギの草を刈らずに放っておけばカスミカメムシが生活する場があり、りんごには害しないと思いますが周りは私の園地ばかりじゃありません。隣の園地の人が草刈したら来ちゃうんです。
 
 話が長々しましたが今日は2ポイント分の農薬を散布しました。
 無農薬でりんごを栽培できれば一番いいのですが・・・。
 りんごの樹を人の体に置き換えればインフルエンザになればタミフル。風邪をひけば風邪薬。健康に為るために薬を飲みます。りんごの樹も一緒です。
 健康な葉っぱを維持し今年も美味しいりんごをつくります。
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お疲れ様です。

ちょっと気になったのでコメントします。

健康になる為に薬を飲む!
と言うのはどうかと思います。
お年寄りが病院に言っているのは、どこかが悪くて病院に行っているのではないでしょうか?

健康な人は薬を飲まないし病院にも行かないのではないでしょうか?
病気になったから薬を飲むと言うのが人間だと私は思います。
予防のために注射やサプリメントを摂られている方はいると思いますが!

りんごの木は病気や害虫の予防の為に農薬を掛けるのだと私は思います。
園地を観察し、園地に合った農薬散布はありだと思いますが、しっかりしたりんごを作りたいから、農薬は通常通り掛けると言っていたように思います。
特栽をやろうと思ったきっかけはなぜですか?
話が矛盾しているような気がしました!

人それぞれ考え方が違って当たり前ですが、
私の個人的な考えですので、気にしないでください。
お気を悪くされたらごめんなさい。

Re: お疲れ様です。


> そうですね!私の説明不足でした。人が摂取する薬は治癒効果があります。         りんごに関する農薬には、りんごの葉っぱや果実が病気に侵され治癒効果が期待される農薬ってのはEBI混合剤よりありません。このEBI混合剤ってのは黒星病にだけの薬剤です。
 昨年、二年前と一回目の防除にカスミカメムシの防除剤を入れずに泣きをみました。
 今年は開花期が遅いこともあり、近隣の水田の畦の草刈も代掻き前に始まることを見込んで殺虫剤の散布もしました。予防ですね。                                                                   農薬をしっかり散布するのは当然だと思います。                    暴風の日や雨降りなんかは散布しませんし・・・。
 特栽の基準は18ポイントですが、もっともっとハードルを上げ15ポイント16ポイントを目指して計画を組んでいます。
 私見ですが、安心や安全は農業を営むうえで当たり前の事だし最終的にはいかに美味しいか?だと思うんですよ。
 農薬を減らし葉っぱを守るギリギリのラインで薬剤散布もしています。
 しっかりした知識を持って農薬を散布することに自分は矛盾は感じません。
 逆に無農薬りんごに矛盾を感じます。                         マスコミ情報が過剰で、もともと農薬=悪みたいな扱い方がされているように感じますが。
 このような観念を変えていくのも、これから私たち生産者に与えられた責務じゃないでしょうか?

農薬は必要だと

私は思います。

園地に合った散布計画で最低限のラインで農薬を使うのは
当然だと私も思っています。
収入の部分を考えれば、現状の状態では無農薬の木村さんみたいな栽培方法は無理だと思います。
農薬を使い、出来るだけ虫や病気が付かないように防除出来ればそれで良いと思っています。

農薬にばかりに頼らず、自然の物を使った防除も考えてみてはいかがですか?
私も特栽を平成16年~19年まで取っていましたが価格に繁栄されないので、認証の取得は止めました。
でも、特栽の栽培方法というか栽培方法は今も同じやり方をしています。

今は18成分以下で使っているし、倍率も既定の2倍にうすめて使っています。
全回数ではありませんが、重要な時だけ既定の倍数で散布をしていますが、それでも年3回~4回は既定の倍数で散布しています。
これも、農薬だけで2倍にうすめて散布したのでは効かないと思っていますが、
昨年、竹酢液と併用すれば可能だと言う事を実感出来ました。
私もやる前は心配でしょうがなかったのですが、秋の収穫には
ほぼ、通常散布と変わりない効果が出ている事を実感しました。

竹酢液意外にも液肥など色々併用していますが、農薬は以前に比べて半分くらいに減りましたよ!

昨年、一昨年と2年続けてダニ剤を使っていません。
これは、竹酢液効いている証拠ではないかと思っています。
竹酢液には殺菌殺虫効果がある事はご存知かと思いますが、
効果は目に見えて分かると思いますよ。

参考までに!
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