fc2ブログ

技術革新

早いもので4月。
りんごの剪定も最終盤ですが最後の園地は50アールのワイカ園。
ワイカとは従来の大きな大木とは違いコンパクトにできるりんごの樹です。
10アールに125本のりんごの樹を植栽しております。
625本のりんごの樹と向き合うことになります。
1本たりとも同じ樹はありません。
みな個性を持っており、扱いにくい樹もあります。
技術が不足しているので扱いにくくもなりのですが・・・。
りんご栽培をして21回目の春を迎えようとしておりますが、常に生産技術の向上に努めているつもりです。
多収穫であったり、高食味、高品質など。

技術の革新なんて私事には大それた話ですが、最近強く思うのは今までの生産技術の延長線上にあるのではなく、全く違う発想から生まれることが多いのではないか?と考えさせられます。
周りの人たちとは異なった視点で観、研究した結果がノーベル賞を受賞したとか、当たり前の物事を当たり前と見過ごさずに徹底的に突き詰めた結果、受賞したという話をよく聞きます。
何事も凡事徹底なのでしょうね。
スポンサーサイト



最終盤

12月から始めた剪定も最終盤に差し掛かりました。
切り落とされた枝は大きなものは冬の薪ストーブの燃料へ。小さいものは園地内で燃やされてしまいます。
妻と母親が切り落とされた剪定枝を仕分けしながら片づけてくれるので非常に助かります。
桜の開花も平年より1週間以上早いとのことで、りんごも早まりそう。
今時期の剪定は毎年ながら体力勝負。
日の出は6時過ぎなのですが5時10分には作業開始の18時15分くらいまで。
どうしても、やらなければならない仕事がここにはあるのです。

盛岡で桜が開花したが青森は雪

あまり春が早いのも正直うれしくない。
自然がスピード違反で春を連れてきた感があったが今朝起きると銀世界。
早朝5時半にりんご園へ行ったが、積もった雪でりんごの花芽が見えない。
剪定をあきらめ夏タイヤに換えたばかりのトラックで自宅へ帰る。
その後、剪定でわからぬことがありワイカ栽培の師のところへ行く。
青森県りんご剪定士の研修で出会った方なのだが、ワイカ栽培においては青森県トップクラスだ。
いろいろ話を聞いて頭の中がスッキリした。

午後からは自分のりんご園での剪定。
アラレなのか何なのかはわからないが大粒の雪が何度も何度も降る。
寒いなんてものではない。
それでも気温は氷点下ではないから救いだ。

今年も上手く自然に寄り添いたい。

残り少し

28年産りんごの生産のために剪定をしている。
28年産に実るであろう果実のため、29年産の花芽を作るため。りんご樹を適正な樹勢にするため。様々理由がある。
毎年最後にワイカ樹を剪定するようにしている。残り49本だ。
明日は今年産の生産に向け一回目の薬剤散布を行う予定だ。
日の出前の静かな時間帯からスピードスプレヤーをうならす。
もちろん、民家から一番離れた園地からだ。
朝の無風状態で散布することが一番望ましいからだ。
これから年10回の薬剤散布が始まる。

東京五輪ロゴ

今日の夕方にオリンピックのロゴが決まったことをラジオでを知った。
デザインした方は「野老朝雄さん」という方だ。「ところあさお」と読むんです。
じつは野老先生に依頼され今年の正月明けに山形県へりんごの木箱を届けさせていただいた。
当日先生は東京で仕事をなさっていたこともあり私が山形へ行った時には、お会いできなかった。
その後、青森で個展を開催することを知り、今年の2月に青森市内の個展へ出向いた。正直りんご箱で何を作るのかを理解できなかった。
個展見物に行った際に野老先生にお会いし、1時間ほどお話させていただいた。名刺交換をし建築デザイナーだと知り、デザインの話で盛り上がった。両親もデザイン関係の方だと聞きデザインマンだと知った。
東京五輪のロゴマークを野老先生が創った事を知り、すごく嬉しくなった。
おめでとうの言葉では喜びが小さすぎる。
もっと大きな言葉を探すが思いつかない。
出会えたことを誇りに思うとともに、出会わせてくれた田中さんに感謝する。

4月を終える

五日ほど前に剪定を終えて、妻と母が園地に肥料を施してくれたおかげもあって、ようやく冬から春への仕事が人並みまで追い付くことができました。
これから、りんごの開花に向けて交配作業の準備や無駄花の摘花作業へと移ります。
私は剪定作業もりんご生産の要と思っておりますが、いち早い摘花、そして摘果も非常に重要な作業だと考えております。ひょっとしたら剪定よりも重要な作業ではないかとも思います。
どんな小さな作業でも積み重ねですからね。
今日は集落内のりんご農家の先輩の息子さんの結婚式。近々農家の跡取りとして就農するみたいな話を先日息子さんから聞きました。
どちらにしても集落に嫁さんを迎えれることって素敵なことなのかも知れませんね。
カテゴリ
月別アーカイブ
最新記事
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク