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雨降ってくれ

昨日、今日と天候に恵まれりんごの花が一気に満開を向かえた。
交配作業が追い付かないほどの自然のスピードだ。
妻と二人で交配機を背負いりんご園を昼休みもなく走り回っている(笑)。
常々思うが、仕事には必ず優先順位というものが存在する。
この優先順位を間違ろうものなら大変なことが起こる。
今一番優先したいものは雨がほしい。が、自然はそうはいかないのは重々承知だ。
天候に恵まれ生態の早い今年。
早ければ早いなりの対策や、我々生産者がうてる策もあろう。
最善の策をもって立ち向かおうと思う。
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腹いっぱいカニ食べた

昨日、地元集落の生産者17名でレンタカーのマイクロバスを貸し切り夏泊半島へ朝から飲んだくれの日帰り旅行に行ってきた。果樹共済の還付されるお金を均等に分ける手段がないために、以前より毎年「皆で飲んで食ってしまえばいい」とのことで大盤振る舞いですが毎年行われています。
これも一年の中で楽しみの一つ。家族はブーブー言いますが・・・。

黒石市から夏泊半島までは車で1時間くらいかかりますが途中、浅虫温泉の前を通ります。
浅虫温泉付近に限ったことではないのですが、とにかく中山間地が多いです。
以前、子供たちと東京観光に出かけた際も東北道を走るわけですが、見渡す限り中山間地の中を走り抜け東京へと向かった記憶がよみがえりました。
区画整理されたんだろうか?という水田が散見される中において大型のトラクターが水田を起こす姿が見受けられました。
今後TPPなるものに我々農業人は生活が左右されます。
国際価格という相場に左右される経営のなかにおいてコストは物価の高い国内価格の相場に左右されることになります。
これらも国際価格にしなければ太刀打ちできないことを行きの車中に考えさせられました。
難しい話ですが帰りの車中は眠りこけて帰ったのは言うまでもありません。

繁忙期

剪定を終え少しはおさまるのかと思った繁忙期も雪だるまの如く、もっと忙しさにかられている。
剪定を終え、すぐに花が咲き人工受粉作業に追われた。その後すぐに摘花作業。パートさんの手も借りながら毎日和気あいあいとしたりんご園。春先は黒星病と言う病気が懸念される為に10日間隔の薬剤散布。春が早かったために草の延びも早い。朝晩草刈、日中は今は摘果。
少しはゆっくりしたいものである。
忙しさの中においても楽しみはある。
先日、東京より毎年我が家のりんごを支持してくださる方々が来園してくださった。
このうえない喜びだ。
つくる人は食べる人の命を支え、食べる人はつくる人の生活を支える。
10数年前に始めた産地直送の基となる理念だ。
昨日は妻の実家の田植え作業のお手伝い。
明日も田植え。
朝から雨降りの日は一日休暇をとる予定だが、天気予報にはしばらく雨マークがない。
もうしばらくトップギアで仕事をしよう。

出逢い

先日、栃木県でイチゴ栽培されてる野口さんと言う方と情報交換する機会があった。
自分のような人間がハートアンドべり―という会社を興され、イチゴの第一人者の野口さんという方に会い情報交換することは、大変おこがましいことなのですが、りんごづくりの仲間に誘われ遠慮もせずに参加させてもらった。
野口さんが成功できた一番の理由は「常に消費者目線」ということだった。
新規で農業を始め、ハウストマトやイチゴの収穫された農産物を見て赤くないトマトや赤くないイチゴに疑問を抱いたことを7おっしゃってました。
これは流通の問題もあり店頭に並ぶ頃には赤くなるので農家は考慮したうえで収穫するのです。
どちらが悪いとかの話ではありません。
完熟したトマト、イチゴは傷みやすく旬が短いのです。
これらを考慮したうえで消費者と生産者が繋がることって素敵だなぁ~って思わされました。
つくる人は食べる人の命を支え、食べる人はつくる人の生活を支えるような農業経営を目指し、「価値の創出」を日々考えていますが非常に勉強になる出会いでした。
ありがとうございます。
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