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りんごの宴

毎年、今の時期からりんごをお世話になってる店舗がいくつかあります。
そのなかでも、東京吉祥寺、千葉県船橋市にレストランを経営されてる方で「自然派バイキングわらべ」というお店があります。名前の通り自然派。
お付き合いさせていただいてから5年ほどなりますが、三度ほど店舗の方に食事に行きました。
またシェフの方々との新年会に参加させていただいたこともあります。
どんなに距離が離れてても自ら行って見て聞いて食すことが当たり前のことのように思います。
12月末まで「りんごの宴」開催してますので、皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか?
私は来月初旬に行く予定です。
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どこもかしこもりんごもぎ

私の住む集落のほとんどの方が専業兼業に関わらずりんご栽培に携わっています。
土日となれば親類や友達などたくさん集まり雪の降る前にと収穫を急ぎます。
我が家でも多い日には6トンほどの収穫をします。
パートの母さん達二人と妹夫婦に弟夫婦そして娘たちと多い日には10人ほどのスタッフに恵まれ収穫しています。
隣近所も庭先には見慣れぬ車がアチコチに見受けられ、りんご園はにぎやかな収穫風景です。
毎日4トンから6トンの収穫ですので体の疲れも最高潮に達しておりますが乗り越えなければなりません。

あと少し。

頑張るしかないです。

心技体

今、自分を支えてるものは体ではなく、気力だ。毎朝五時から倉庫でりんごの選果作業。日の出とともにりんご園で収穫作業。日没後は荷造り作業。毎年ですが体は悲鳴をあげている。
危険キツイ汚い。3Kなのに金にならないのが農業。後継者がいないってのは、そういうことでしょ?
どんな形であれ、必ず農業を極めてやる。
そんな気持ちで今一度体にムチをうち、収穫作業を乗り越える。

今年産の収穫を終える

たわわに実ったりんご樹から生活するために一つ一つもぎ取られ収穫かごに収まり、すべてがもぎ取られた瞬間に体から何かが抜ける。
毎年感じることだ。
安堵感なんだろうね。

一生産者として平年作を確保できた満足感。
これは先般の台風18,19号が青森県に被害をもたらさなかったことに加え気象条件に恵まれたこと。
収穫中の発達した低気圧による落果被害はあったものの、まずまずのりんごを収穫できました。
毎年毎年が勉強で経験したことのない体験を毎年繰り返し、ただ常に危機感を高く持って対策の積み重ね以外に何もありません。
今は、今年産の収穫を終えたばかりですので少しばかりはやれるだけやった自分に酔いしれたいと思います(笑)

ご注文いただいてる方々には順次発送します。

人生自分株式会社

今年の春だったろうか?
ある方から、りんごづくりは「ものづくり」ですか?と問われた。この言葉にハッとした。りんご園を農産物工場とするならば工場からの製品は商品となる。いや、商品として換金する以上「もの」なのである。
では、「もの」とは何なのか?
辞書をひいたり様々な視点から自分なりに考えた。行き着いた答えは「もの」とは自分の中にもあるということだった。
私もスーパーやデパート、コンビニあらゆる場所で買い物をする。めったに行く機会はないがデパ地下は大好きだ。お金を払って商品を手に入れる訳ですが、買うと判断するとき対価として反対側の天秤にかかってるものは私の場合は品質ではない。では何なのか?
私の場合は「価値」である。
この価値こそが心の中にあるものだ。
りんごにおいては形が良いとか、色が濃いとか、大きいとか。これよりも香りがするとか何より美味しいというのが私の場合は価値なのである。
私の人生において周りに誇れる一等賞が何もなかった。特別、足が速いとか、勉強ができるとか。そんななか、28才の時にりんごづくりにおいて黒石市内で一等賞をいただいた。りんごづくりに夢中になった。りんごづくりが自分に自信をもたらし、いつしかりんごそのものが夢となり、りんごづくりを一生の生業にするんだって心に固く決めた。
私にとって、りんごは「自」である。
何度も言うが「もの」とは価値であり、りんごは「自」。ものを売るということは自分を売るということのように思う。

結びに、誰のため何のためにこの仕事をするのか?りんごが自分にもたらした縁での仲間、これから出会う仲間の自我の実現をそしてこの仕事を通し故郷のなくてはならない人材になっていきたい。他の人の希望になれるような人生を歩めたら最高だと思う。
人生とは自分が主人公の物語であり、なによりそれが商品なのである。

おかげさまで

りんごの収穫を終え毎日、倉庫でりんごの荷造り。りんごの収穫期より忙しい感じがする。
りんごはすべて、りんご専用の大型冷蔵庫で保管しておりますが、いくら冷蔵庫といっても、りんごは生きています。冷蔵庫内にあっても日に日に 鮮度は落ちるため、一番旬な時期に食べてほしいのも事実です。
9月の収穫始めから朝は必ずりんごです。
どんな話をしても食べないことには美味しいりんごを見抜けませんからね。

ありがたいことに年内は毎日発送業務に追われながら合間をみて、りんご園の片付けをし、次年度の生産にスタートしたいと思う。

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