自然の中で毎日仕事してるのが農業。と、いうイメージですよね?
草が伸びれば草を刈り、病気がつきそうになれば薬剤散布。また、虫が発生すれば殺虫剤。
完全に自然とは不自然な行動(笑)
自然の定義が違うんだろうね。
ただ、美味しいものを収穫したくて、有機肥料をつかったり、堆肥を撒いたり、最近は米糠を撒いてる。米糠発酵するときの白カビ半端ない。
日光が当たり続ければ、発酵しなくなるので、米糠を撒いた後に堆肥を被せて日光を遮断してる。
どうなるんだろ?
日々挑戦です。
昭和天皇の言われた言葉で雑草という植物はない。という言葉を思い出しました。
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日曜日に子供の運動会に参加し、未だに筋肉痛でマイッテました。
私の地域では過疎も進む一方で小中学校と地域と一体となった運動会になり、十年近くなりました。今では子供たちが主役ではあるものの地域のおじいちゃん、おばあちゃんも一体となり行われております。とてもほのぼのとした光景です。
それは、さておき、台風が沖縄を襲い九州に接近しております。
被災された方々のことを思うと心が痛みます。
台風と言えば、りんご台風といわれた平成三年の台風十九号が思い出されます。当時は高校生でありました。電信柱が倒れ、屋根は吹き飛ばされ、もちろんりんごの無惨なすがたは今でも鮮明に覚えております。
ニュートンが万有引力の法則に用いたことからも、りんごは落ちるものです。
しかし、落ちれば加工用に回され生産者にとっては死活問題です。
巷では奇跡のりんごなるものが評価されてますが我々生産者の収穫したりんごも、このような観点からみれば収穫できることが奇跡なのかもしれません。
そんな話よりも備えだけはしっかりし、台風による枝折れなどから樹を守るために最善を尽くそうと思う。
5月の27日にスイカの花が咲き交配して大きな大きなスイカになりました。
私はスイカが大好きで飯よりスイカ派です。夕方なればスイカより麦派ですが…。
昨日、今シーズン初物のスイカを食べました。果皮が真っ黒のスイカで果肉は赤です。外見、スイカのツルが爆弾の導火線のようで爆弾スイカという名前でも店頭で見かけます。
今日、Facebookの中で、ある方が『最近、黄色のスイカ見かけなくなりましたね?』と書き込まれハッとした。
まさに、スイカの果肉は赤い!とりんごの果皮は赤い!という概念が一致したのです。
その方は愛知県の方で高級車のイメージは黒で愛知でもピンクのクラウンは見ないんだとか。
以前、東京の青果市場の方と大阪の青果市場の方がおっしゃってた言葉で『果皮の青いりんごは全体の1割でいい』んだと。今、産地では後継者不足、人手不足から省力栽培へと向かう傾向にあります。スイカの果肉は赤い!また、りんごは赤い!消費者の大半の意識がこのようであるならば省力なんて言ってられません。
ハッとさせられた一時でした。
高校時代の同級生や大学時代の同期から帯広で開催されてる世界農業機械展覧会の農業機械の写真がラインやらメールやらで送られてくる。
800馬力を超える超ハイパワー機械。
国土も違い、稲作や畑作の農家からすれば機械が経営を左右すると言っても過言ではありません。
これを規模拡大し、国際化なんてカッコいい言葉並べますが想像しただけで、あれっ!?って感じがします。
ましてや、為替に経営が左右されるとなると…。
難しいですね。
古くから日本人が行ってきた、価値を創出する農業がどうしても頭から離れません。
米、一粒。りんご一玉。これが原点です。
今日は午前中はりんご園で仕上げ摘果。
午後は、田んぼの草刈と田んぼに追肥。
この追肥が厄介だ。
ただでさえ暑いのに、エンジンのついた機会を背負い、肥料を撒いていく。
背中が焼けこげる感じだ。
少しでも美味しいものを作ろうと、様々なものを施す。
田んぼの中に米糠を撒いたりしているから、なおさらだ。
しかし、ここだけは譲れない。
メガネが汗水で視界が濁る。
終えた時の満足感は何事にも代えられない。
あと二週間ほど仕上げ摘果は続くが、やるしかない。
暑いですね。夏だから当たり前ですが。
昨日、集落内の同じりんご農家の方々と弘前市と板柳町の優良園地の視察に行ってきました。
どちらも理にかなった園地で多種多様ですね。
収穫した果実というのは、あくまで栽培管理した結果です。年間通して栽培管理し、秋の収穫が楽しみであるような園地であることと、収穫果実からみる課題は毎年あるものの、満足感や達成感があるようでなければならないと常々思います。
暑さなんかなんかには負けていられません。
午後からもペットボトルに氷らせた水を持って仕上げ摘果に励みます。
青森は短い夏を向かえ、ねぶた祭りに花火大会と賑やかになってきました。
りんご園の仕上げ摘果も目標であった7月末日までに終えることができ、ホッとしています。
8月が一年の中で最も果実肥大がする月です。
余分な実を落とすことにより健全な果実に更なる肥大を促します。
これから盆明けくらいまで園地の草刈りや、果実の重さで垂れ下がった枝を吊り上げたりするわけですが、気持ちに少しですが余裕ができました。
短い夏を満喫したいですね。