あっという間に6月になっちゃったって感じです。北海道の遠軽町で36度超えの猛暑日を記録したそうです。
北国は寒いという定説からか、北海道の猛暑日はニュースになるんですね。
我が家のりんご園も連日真夏日を記録してます。
水田からの転作園は水稲栽培してたときの用水路を開け積極的に灌水してます。
既存園も明日、灌水施設の試運転をし、その後夜間灌水します。
冷夏が予想される今年ですが平年並みであってほしいです。
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東北の北部、ここ青森も梅雨入りしたと報道されてますが雨の降る気配はなし。
毎晩、灌水しています。
県内でも私の住む地域だけではないでしょうか?集落内の15ヘクタール程のまとまった園地に毎晩6時から朝の6時まで灌水しております。水田用の用水路から大型ポンプ二台で汲み上げ、もう一台の超大型ポンプで園地のスプリンクラーへと送られます。4時間ごとに切り替えるため、夜中に起きなければなりません。
正確な数字はわかりませんが先輩方の話だと毎時7ミリの散布だそうです。4時間だから三センチ弱。これを四日間繰り返します。
35年ほど前からの施設。頭の優れた先人が残してくれた貴重な財産です。
梅雨入りして雨が降りだしたら止まなくなりました(笑)毎日、雨合羽を着ての摘果作業です。
今月いっぱいで一回目の摘果は終われそうな感じです。今後、順調にいけば平年作は確保できそうです。
さて、りんご園で仕事をしてればいろんなことが頭をよぎります。報道では農業委員会が崩壊し全国のJAも解体されるような報道がなされました。
農業者の意見って聞かれてるんだろうかと疑問に思う。
世の中どのように変わろうが、りんごを生産し販売することには代わりない。
先日、Facebookの中において佐藤さんって幸せだね!?と言われハッとした。 目指すべき方向性が見え自分を信じ、ひたすらに進むだけだ。守るべき家族があり、その為にりんごを創り続ける。幸せとは心の中にあるんでしょうね。
私も野球は大好きです。
専ら観戦するほうですが・・・。
野球と言ったら剛球を投げ込み打ってはホームラン。
四番ピッチャーが代名詞なのかもしれません。
いつの時代も、ましてこれからの時代は一隅を照らせる人でありたいし、そうならなければなりません。
その場所場所、あるいは立場立場において、なくてはならない人でありたいですね。
四番ピッチャーじゃなくて良いのです。
その道のスペシャリストであれば。
それがプロフェッショナルなんでしょうね。
りんご園の摘果作業も順調にいけば残り二日というところまできました。
昨夜は黒石市役所の方と遅くまで飲み、その前の日は新聞社の方と飲んでて体調が優れません。
まぁ、飲まずに寝れば回復するのですが・・・。
りんごの剪定時には、花芽が弱く平年作を確保できるのかと心配でしたが、一通り終わりが見えた今、平年作の結実量を確保できてる感じがしホッとしています。
子の曰く、吾れ。
十五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順がう。
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。
これは、孔子の言葉です。
今年四十になりますが、迷わずと言っています。
自分の生きる道、経営スタイルが見えてきた今、自分を信じて突き進もうと思う。
生産者の理由で、ものを作ってはならぬ。
当たり前のことですが当たり前じゃないのいが農家(笑)
今日、りんごの勉強会に午後から行ってきましたが、講師の方がこのようなことを言っておられました。
大阪や東京の大手市場では黄色りんごは全体の1割でいいと。
赤いりんごは全面に赤く着色させるために果実に付着した葉っぱを摘み取る必要があります。
これが、かなりの労力を要します。
今、産地では黄色の品種が様々あり、生産者は黄色品種へと走る傾向にあります。
幼い子供にクレヨンを持たせ画用紙にりんごの絵を描いてください。と。
おそらく100パーセントに近い子供たちは赤いクレヨンを持つと思われます。
りんごは赤い?これは先入観、固定概念なんだろうが、生産者の理由でものを作ってはならないですね。
早いもので一年の半分が今日で終わりです。1月、平年より積雪が少なく恐いくらい順調に剪定作業が進みました。2月、3月と様々な用事と多々の勉強会参加と畑仕事が遅れ始め積雪が0の次点で既に剪定作業は尻に火のついた状態だったのを記憶しております。
平年より三日ほど開花が早まり、天候にも恵まれた初期生育で順調に推移しております。
今日、非常に考えさせられる言葉を聞きました。
<ものを売るより事をなす。>
ものを売る前にやるべきことがある。
大局的に物事を見て、目先のお金だけ追い続ければ人生の目標を失うという言葉なのでしょうね。
私に限って言えば、自分で生産したりんごを相場に左右されずに自分で販売するということが就農当初の目標でもありました。
今になれば目標は、ある程度達成されましたが、達成された満足感よりも、ここまで来る過程の中で学んだ事が何よりもの財産です。
自分の経営スタイルを確立することにより、様々な視点から物事を見れるようになった気もします。
ものを売るより事をなす。
優先順位をしっかり見極めながら、これから残りの半分、しっかりりんごを管理させていただきます。