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農繁期

農繁期になれば生活の習慣が一変する。
日没までりんご園で仕事をし、家に帰って即入浴。
その後350ミリの缶ビールをほぼ一気飲み。
干ばつのりんご園に恵みの雨が降ったかのように体に染み渡る。
至福の一時だ。

その後、本格的に一日の仕上げに取り掛かる。
気分によって日本酒を飲んだり焼酎を飲んだりと。
疲れなのか年なのかはわからないが九時前にはグッタリし寝る。

三時前に決まって目が覚める。
明るくなるのを待つのだが、もう一度寝るか寝まいか悩む。
電気をつけ、本を読んだりパソコンをいじったりと時間を潰す。
本を読みながら、知らぬうちに寝落ちすれば起床時間は6時前後の7時出勤。
寝落ちしなければ5時半出勤。

頑張れ自分!
心がすべてを支配する。
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真剣に考える

同じ農業者の仲間として音楽活動しながら頑張っている稲作農家が同じ黒石市にいる。
「拓論」と検索すれば彼のホームページが出てくる。
彼の日記の中で非常に考えさせられた言葉があった。

googleの創始者の言葉だそうで「そんな馬鹿なことはできない。と誰もが思うことならば、競争相手はほとんどいない」という言葉だった。

なるほど~。って軽く思ったのだが考えてくうちに深みにハマった(笑)
周囲の人が、そんな馬鹿なことと受け入れられないようなことを善とみれる感性ってすばらしいなと。
世の中、売れたものが善で売れない物が悪。みたいな風習ってあるように思いませんか?

善悪って表現悪いなぁ~。

売れた物だけが成功で売れなかったものが失敗という表現の方が適切なのかな?

それって、違うように思う。
欲しい人の前に提示できてないだけのような気がする。
悪ってのは、ひとつもないんだよね。

一番考えさせられたのは、「そんな馬鹿なこと」と思える自分が感性が乏しいように思えた。
気づけないんだよね・・・。

気づける自分ってのは自分づくり以外にないんだよね。

競争相手がほとんどいないということは、俺でもマラソンで一番になれる。


この日記書いてて言葉の使い方って本当に難しいなと常々思う。
人それぞれの感じ方ってあるわけだし。

気づける自分ってのは、やっぱり人づくり。
りんご農家の生産者組織りんご協会の創始者、澁川伝次郎先生が言われた言葉、「りんごづくりは人づくり」。

すごい言葉です。


助け合いの文化

田舎の農村に生きるためには助け合いが不可欠です。二週間程前に集落内の重鎮が亡くなり、その息子が農家を継ぐことを決意し、彼のりんご園に30人近い方々が朝から集まり、皆で剪定作業をしました。大病を患い、志し半ばで悔やまれます。
田舎の農村に生きるために、隣組だったり縁故関係。そして、親友と様々な付き合いがあり、助け合いながら生活しております。
政府では農地を集積し、大規模化へと推し進めますが集積するということは、集積される方もおられます。
田舎で、このような文化があることを承知でこのような政策を打ち出すのかと思いました。
人の心に養った文化と個々の経営を簡単に踏みにじるような政策に疑問を抱きました。

とりとめのない話

いつからだろう?
好んで食べるものが変わった気がする。
学生時代や卒業後の食事って肉中心だった。
肉がなければ飯食えない!と言ってもいいくらい肉が好きだった。
いや、今も肉は好きだが、肉よりも魚が好きだ。
なんでなんだろうね?
子供の頃は口に合わずに食えなかったものが今は好物になってるし。
都会の方々は食うのかなぁ?青森だけが食うのかもしれないが・・・。
ホッケの寿司、ニシンのきりこみ、イカの塩辛などなど。

さてさて本題。
自分は頭悪いから複式的に物事考えられないけど、毎日報道されてる「車を輸出するために牛肉が犠牲になった」オーストラリアとの話。国益に適うからこうなるんだろね?
国益に適い経済が回るからこうなるんでしょ?
アベノミクス?
日銀総裁の話では経済が良くなってると・・・。
何兆円も投資したアベノミクス。
国民一人当たりで割り算すれば投資額は確か、一人60万円弱くらいだった気がする。
投資の次には回収が必要である。
この青森の田舎で回収できるのはいつなんだろ?

さぁ明日も剪定だ!
いつの時も選択は二択。やるか、やらないかだ!

文化を創る

りんご園の剪定作業も大詰め。あと二週間弱くらいで終われるのかな?
昨日、板柳町からワイカ栽培のカリスマ的存在の齋藤寿さんという方が私に技術指導しに来てくださって今日から頭の中がパニック状態です(笑)
彼とは、りんご協会が主催する青森県りんご剪定士事業で一緒になったのが縁で親しくお付き合いさせていただいております。
彼も若くして親父さんを亡くし経営者だからなのかウマが合う。
いつもながら終わってから夜遅くまで一杯飲みました。
そこでの話・・・。
文化を生むのが究極のものづくりのゴール地点だとするならば・・・。
一般にバレンタインにチョコレートをあげるというのは日本の風習で、確か大規模なチョコレート業者が行った大規模なキャンペーンが最初だと記憶してました。
今ではチョコレートといえばバレンタインの象徴ですよね?
これにあやかるわけではないが、年に一度、女性が男性へ青いりんごを贈り男性が女性に赤いりんごを贈れば幸せになれる!なんて文化が存在すれば、りんご農家としてはこの上ない話です。

風習、文化。

これらは恐ろしい話だ。

我々りんご農家の生き残りをかけ、我々の世代が一致団結しこのような文化を生むことに挑戦したい。

縁あって農地の取得ができた。30㌃の水田です。
今年は米作りもするのだが、やがてはりんご園に転作する。転作って表現どうなんだろ?
水田ってのは、土壌がもつ地力は凄い。なんでなんだろ?連作障害がないくらいだから、水稲って凄いんだよね?以前、りんごの苗木を作ったとき、連作障害でたもんなぁ。
農地の値段って、その時々の相場ってどうなんだろ?米が高いときは田んぼの値段は高かったらしいが、今は…。
でもさ、売り手と買い手とあって売買は成立するんだけど、絶対に農地を買い叩くような事だけはしたくない。同じ農業者として。自分が出し手の立場なら手放すとき絶対に涙止まらなくなる。出し手の思いを重く受け止め大切に耕させていただきます。

肥料まき

剪定も残り1週間くらい。
朝5時前から肥料を撒く。日中は剪定だ。
九時前には寝るが2時過ぎくらいに目が覚め、朝はまだか?という心境にかられる。
薄暗くなれば起きるという生活だ。
我が家のりんご園の肥料は「バイオの有機」という肥料だ。
広島県の会社から直接取り寄せている。
魚の粕に米糠を発酵させ混ぜたものが主原料だ。
肥料工場の多くは肥料屋を開業する前に産業廃棄物業者というのがほとんどだ。
これがいわゆる化学肥料。
冗談じゃない話だ。
産業廃棄物を肥料に混ぜ、自社の廃棄物を有効利用させようとする我々からすれば負の悪循環だ。
これを経済的と声を大にして言う評論家もいる。

さだかな話ではないが、このようなものが戦前なかったアトピーやら新しい病の原因ではないか?と勘ぐるときもある。

16回目の結婚記念日

昨日までは、しっかり覚えてたのに・・・。
今朝3時半過ぎに目が覚め、4時少し前に家から畑へ。
薄暗い感じだった。今年最初の薬剤散布するために薬剤散布車のライトを点けてりんご園へ。
毎年だが、今年もやるぞ!という心境にかられる。
7時過ぎに少し風が出てきたので半分だけの散布で終わった。残りは明朝だ。
日中は30アールほどのりんご園を品種更新するために伐採し、新たに植え替える作業だ。
時代に淘汰される品種から今後有望な品種への更新だ。
これが体にこたえる。
重機も使うがスコップを持ち穴を掘ったり土をかぶせたりと。
しかし、新しい品種の苗を植えるということは夢を植えるということだ。
これほど楽しみなこともない。

夕方、ラジオが昭和の日だという報道を聞き、今日が結婚記念日だと思い出した。
時すでに遅し・・・。
どっかに美味しいものでも食べに行こうか?なんて様々考えた思いだけが先走った記念日だ。
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