一年の半分が過ぎました。平年より10日遅く咲いたりんごの花とあわせるように平年より10日遅く一回目の摘果作業を今日終えました。
これから盆まで草刈りをしたり、見直しの摘果をしたり、りんごの重みで下がった枝を支柱をつかってあげたりと続きます。
高品質のりんごを生産するための一番大事な作業は、この見直し摘果だと自負しております。
しかし雨がほしいですね。
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化学肥料であったり有機質肥料であったり日本語とは難しく曖昧なものです。
有機質と有機肥料の違いは何?
有機質の質ってのが曖昧だ。
我が家は有機肥料100パーセントってのをつかっているものの昨日今日の豪雨で勉強になった。
有機肥料をつかってから10年ほどなるが食味と着色は増す。
食味が増すので良いのかなぁー?って感じはしていたが、どうやら違うようだ。
昨年、集落内の方からりんご園を借り受けた。
そこの畑のりんご樹を伐採し新たに木を植えた。
品種更新を計った。
苗木を植える際に、堆肥を入れすぎか?というくらい入れて植えた。
干魃による乾燥の度合いが違う。
全くもって違うのだ。
既存のりんご園は砂地のようなものだ。
なにせ縄文土器がでてくることは珍しくない。
花巻遺跡という遺跡があったくらいだ。
苗木を植える際に50センチも掘れば関の山。
おそらく50センチ下は石の塊なのか?
興味がわいてきた。
50センチ下の岩盤を砕くことも必要だろうが毎年堆肥を施し、土づくりすることのほうが大切なのかも知れない。
今回の豪雨。勉強になった。
体が故障した。左腕があがらない。指先は問題ない。肘も曲がる。なのにあがらない。そして痛い。
夜は眠れないくらいに痛い。部屋隅の壁に背中をかけ、座りながら眠って3日になる。日中も痛むが夜になれば尋常じゃない。
数日病院に通ったがまったく回復の兆しがない。
今日午後から、透視室とかって部屋に連れて行かれレントゲンを見ながら何本もの注射針を射され泣きそうになった。左肩の関節に石灰がたまったらしい。少しでも楽になれることを期待したい。
恵みの雨から一週間以上経ちました。
今日JAへ用事があり行った先に年配の方がおられました。
年配の方がおっしゃってた話に『2ヶ月も、まともに雨降らねっきゃ降ったったら止める知らねぐなってまったな。』と。これも日本語です。
大好きな言葉に、ある青年実業家の言葉があります。
紹介させてください。
【おかげさまで】
夏がくると冬がいいという、冬になると夏がいいという。太ると痩せたいという、痩せると太りたいという。忙しいと閑になりたいという、閑になると忙しいほうがいいという。自分に都合のいい人は善い人だと誉め、自分に都合が悪くなると悪い人だと貶す。借りた傘も雨があがれば邪魔になる。金をもてば古びた女房が邪魔になる、世帯をもてば親さえも邪魔になる。衣食住は昔に比べりゃ天国だが、上を見て不平不満に明け暮れ、隣を見ては愚痴ばかり。どうして自分を見つめないか、静かに考えてみるがいい。いったい自分とは何なのか。
親のおかげ、先生のおかげ、世間様のおかげの塊が自分ではないのか。つまらぬ自我妄執を捨てて、得手勝手を慎んだら世の中はきっと明るくなるだろう。おれがおれがを捨てて、おかげさまでおかげさまでと暮らしたい。
真っ先に、この言葉が浮かんだ。
世間は選挙一色。
どうなんだろ?と思うことも多々ある。
いつの頃から言われたのか『地方分権』。
地方のことは地方が一番良く知っている。当たり前の事だよね。
震災復興とかって政府が云々言ったところでどうなるんだろ?って思ったりもする。
一定の財源を地方に委ね地方に任せたら地方の役人さんだって馬鹿じゃないんだからさぁ。
スピード感を持ってなんて言う割りに時だけは過ぎ去ってるような気がする。
食料自給率をあげるために企業が参入しやすくするために農地法まで改正しようともしている。
農家が今まで守られてきたのは農地法あっての農家だったようにも思う。
一般農家が想像つかないような資金を企業が投資し、大規模な農地を取得し、農業機械そして技術までもを買われるんだろなぁ。
やれ減反だ!生産調整だと罵声を浴びせ自給率が下がることが目に見えた今、このような政策。
どうなんだろ?って思う。
新規に就農する方々には交付金が付与されるようですが、やる気のある若い生産者にも目を向けてもらいたいと思う。
先祖から譲られた農地そして技術があるのだから。
地方に分権するとは言うものの、この金はこれに使っちゃダメだとか、たてまえと本音は違うように感じる。
テレビもラジオも参院選一色。
いつの時代も人を否定するのは簡単なこと。
選挙になれば頻繁に政治家をアチコチで目にします。
投票用紙に何て書くんだろ?
自分の思いを書き添えれるような投票用紙ってないのかなぁ?と思う。
きっと現場に来てくれと書くんだろうな。
テレビでよく収穫期に政治家が来て、御苦労様です的な報道は多々目の当たりにするが、どうしても現実とは向き合ってるようには感じられない。
どうせなら、1日いっぱいとは言わないが作業服を着て長時間、草むしりなど孤独で地味な仕事を一緒にし、現場目線で物事を発してほしいと思います。
どんな体を作り出すにも食事からですし、生きるためには食べるのですから。
昨日の昼過ぎに追肥用の肥料が届き夕方から追肥しました。
今朝も朝露の中、早朝から追肥。
追肥と言っても通常は、りんごの肥大を促すために窒素成分のものがほとんどです。
我が家では天然硫酸苦土というドイツの地下何千メートルから採掘された硫酸苦土を砕いて粉状にした肥料を今年始めて使用しました。
今の時期に大きな出費でありましたが、『土に貯金』という意味もこめ思いきって購入しました。
以前、天然硫酸苦土を使用している園地視察に行ったところ、光合成を良くするためにシャキッと立ち上がった葉っぱに感動したことがありました。
椿のような肉厚の葉っぱで反り返り力強さを感じたのを覚えています。
なかなか土壌中から吸収できない良質な燐酸成分であったり天然硫酸苦土を使用することによって吸収してもらうことが主な目的です。
また夕方残りの分を追肥することとし、さぁ残りの仕上げ摘果やるぞー!
昨日今日と娘のソフトボール県大会の応援のため、むつ市へ行ってきました。
やませの為か日中も二十度くらいの気温に霧雨。
結果は予選敗退であったものの子ども達のひたむきな姿に感動させられました。
一生懸命にむきあえるものがあるということが素敵な事のように感じます。
私の住む黒石市は明後日から短い夏のねぶた祭りが開催されます。
今の時期になればねぶた囃子の練習でアチコチから太鼓や笛の音が聞こえてくるものです。
私の住む町内でも、ねぶたを出陣していますが今頃になればねぶた小屋に作り手の大人が集まり毎晩小屋の前で終わってから酒盛りするのが慣例です。が、近年農業後継者も減り職業の多様化というのだろうか皆さん忙しいようで人も集まらなくなってきました。
先ほど、ねぶた小屋に顔を出しましたが数名。
酒を飲むような雰囲気でもなく寒いから終わるということで帰ってきました。
過ごしやすい夏と言えば聞こえはいいのですが、突き刺すような暑さになってもらわなきゃ、短い夏に悔いが残るような気がしてなりません。