体が2日ほど前から悲鳴をあげていた。
左肩。右利きなのに。なぜ左?ノコギリを持つ手もハシミを使う手も右なのに。
昨夜夕方からどしゃ降りになったので早めに切り上げ、温泉へ。
その後、整体術の先生のもとへ。見たことないくらいに肩が凝ってるということ。
一時間ほど、ほぐしてもらったが夕べも痛みとの格闘で熟睡できず。
痛みを我慢し今日も朝から剪定作業。
どんな荒療治でも構わないから治してくれる医者に会いたい。
結果、夕方4時くらいにリタイア。
先程、地元の整形外科の開業医のもとへ。
その旨を伝えると笑っていた。
病名「四十肩」。
先生まだ三十代ですが。
なんか関節にカルシウムの結晶があって悪さしてるそうだ。
注射針数本。ザックザク。
意識飛びそうになった。
これで明日から回復するなら良しとしよう。
朝四時から夕方六時半までの畑仕事で遂にリタイア。
体が資本。つくづく思う。
今日は次女の誕生日。
ケーキにお茶で乾杯だ。
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先人が「創造無限」という言葉を説いた。
大好きな言葉の一つです。
りんごの剪定も大詰め。
いろんなことを考えながら剪定している。
今から130年ほど前。明治7年に日本にりんごの苗木が異国より届いたとされる。
鑑賞りんごと言われる食用じゃないりんごは平安時代に中国からやってきたとされる。
これは和りんごという観賞用りんごだ。
逆に西洋りんごとされる、今日農家が栽培しているりんごは明治7年に日本に6本の苗木がやってきたとされる。
青森に3本、長野に3本。これは何説も話がある。
最初に植えた方々はどんなトキメキがあったんだろう?
今でも私は苗木を植えることが大好きだ。
前にも書いたが、どんなりんごが実るのだろう?これだけ大きな夢はない。
木を植えるということは夢を植えるということと自負している。
今日はりんごの起源を考えながら仕事していた。
ロシアのコーカサス地方に西洋りんごの起源とされる原生林があるとされる。
必ず妻と一緒にりんごの祖先に会いに行きたい。
昨日の午前でようやく剪定を終え人並みに仕事が片付きました。
今日は朝から、まだ春だというのに北国の宿命的なのか冬用のストーブ燃料のりんごの樹の薪割り作業。
明日もしくは明後日から摘蕾作業始めます。
忙しー!
まだ、りんごが開花しない。
平年より10日以上遅れているようだ。
1日1ミリ大きくなると言われるりんごの開花が10日遅れるとなると平年より1センチ小さいということになる。
我々りんご農家にとっては事件だ。
1センチ小さいということは果重にして50グラム軽いのだ。
この先、平年並みの天候で推移した場合の話である。
確実に結実するように人工授粉の徹底が今産地では騒がれている。
もちろん、できる手はすべてうつ。
最善を尽くすということだ。
今日から摘蕾を始めた。
平年であれば新梢の花摘みをするのだが、今年は勝手が違う。
どんなことをしてでも大きなりんごを生産しなければならない。
非常に危険であるが一つ成り摘蕾。
完全に捨て身だ。
今日、同じ地域の年配の生産者が、「霜おりれば皆無になるぞ!」と言われたが想定内。
霜がおりようものなら園地の中に夜中だろうが燃焼資材を持ち込み火を焚き温度をあげるつもりでいる。
平年のような大きさ、消費者が求める大きさのりんごを生産できなければ、海外から輸入されるだろう。
それだけは生産者の責務として睡眠時間を削ってでも阻止しようと思う。
今年は矛盾の克服に、よりいっそう挑戦する。
夕方、整体師のもとへ行ってきた。整体師なのかマッサージ師なのかは定かではないが・・・。
自分の体を診てもらうために。右半身、左半身そして腰から足へとマッサージは続く。
右肩は肩こりだと言われた。左肩。肩こりっていうより普通にしているのが信じられないそうだ。
ふくらはぎ。第二の心臓らしい。非常に柔らかく良い状態らしい。左足に少しハリ有り。最後に腰。
ん~。かなりズレテル。
背骨がずれてるらしい。
日本語に戸惑った。
背骨ずれてるけど真っ直ぐ歩けるし真っ直ぐ立てる。
意味わからない。
異常をきたすのは必ず左。
ぐだぐだ言ってもしょうがない。
前に進むほかない。
明日も摘蕾。
さぁ~寝るぞ!
早起きの為には早寝だ!
りんごの花がようやく開花しました。品種によって開花に差はありますが、「王林」「つがる」「ジョナゴールド」なんかは満開です。明日にはふじも満開になりそうな感じです。雪解けが遅く遅くまで雪に埋もれていた枝の開花はそれ以上に遅い状態です。
「苦労の種をまいて努力の水をかければ満足の花が咲く」という言葉がありますが、りんごは開花が始まりです。どこに一線を引くのかは個々の違いかも知れませんが私的には開花が始まりです。
今までは準備といったところでしょうか。
開花したと同時に受粉しなければ実を結びません。
マメコバチという訪花昆虫も管理しておりますが、やっぱり人手による人工授粉をしなければ満足な実を結ぶまでには至りません。
これは昨年度初めて体験したことです。
豪雪を乗り越え、大雪による低温。観測史上2番目の開花の遅れだそうです。
開花が遅れれば生育期間が短いために玉伸びに影響があります。
りんごが小さいとなれば収量に影響があります。
豪雪による枝折れの収量減。そして開花遅れによる小玉果。完全に死活問題です。
しかし、うてる手はすべて、うつつもりです。
コスト度外視。
今年は勉強のつもりで過剰投資かもしれないが挑戦するつもりです。
さて、昨日NHKの番組に興味深い番組放送がありました。
それは「植物工場」なる新しい農業スタイルです。
食前の挨拶「いただきます」の語源より、人間や動物は動植物の命を自らの命に変え、植物は根から養分を吸収し太陽から光合成という形でエネルギーを吸収しています。循環させるために人間は「土づくり」をするのが農業だと確信しておりますが植物工場なるものが現代農業の最先端のような報道がなされていました。
確実に増え続ける人口の食料を生産することが必須ではあるものの少々疑問もありました。
これは自分にはできない羨ましさなのかも知れませんが、土の変わりに液体の肥料を流し込んだりしピンポイントで管理しているそうです。
自分にはできない理にかなった農業スタイルなのかもしれませんが農産物が工業製品に変わりつつあることにも感じました。
いずれにせよ、先人から学んだ土作り。
循環させるためにも日の出から日没まで明日も頑張ります。
今日は早朝から毎年恒例の嫁さんの実家の田植えに行く。
朝五時に出発し田んぼについたらオヤジがひとりで田植えしていた。
何時から植えてるのかと聞いたところ三時半に起きて四時前には田植機に乗っていたという。
農家は昔から田植えを大切にしてきた。
田んぼの水口には赤飯と御神酒をそしてタラの乾物を備え豊作を祈願し手を合わせる。
近年ではなかなか見ることのできない光景だが五十年以上も続けているとのことだった。
りんごの花は満開で人工交配する適期なのだが嫁さんは三人姉妹の真ん中。長女も三女も他県に嫁いだ為に責務だと思い毎年手伝いに行く。
朝飯時に赤飯とビールそして御神酒。酔っ払い運転の田植えだったがそれなりにできたのではないかと思う。
オヤジさんは70才になったと言う。
確実に高齢化は進み、後継ぎはいない。
どうなるんだろ?
来年も頼むとお願いされ笑いながら、また来ると約束してきた。
周りを見渡しても腰の曲がった方々が多かった。
頼むから、うちの田んぼも作ってくれないか?という声を彼方此方から言われるという。
70才は、まだ若い部類らしい。
これが現実だ。
りんごの花が一気に満開になり散り始めてきた。
早いものは実立ちを確認できるようになった。
今、実立ちを確認できる幼果は高品質間違いなしのりんごだ。
一株に5つの花を咲かすりんごは一番先に5つの中の真ん中の花が咲く。これを中心花と呼ぶ。
この、いち早く咲いた中心花を如何に結実させるかが勝負の分かれ道。
昨年も満開に咲いたりんごの開花期に低温が続き訪花昆虫いわゆるマメコバチが活動せずに散り始め、カラマツと言われる不稔果が目立った。
中心花を除く4つは人手によって落とされる。
その他に通常5つ咲く花が4つしか咲かない花または3つの花はすべて手作業によって落とされる。
結実させない為に使用される農薬もあるのだが、これは受粉される雌しべを機能しないようにする石灰硫黄合剤というものだ。
我が家では使用していないが、今年のような低温による開花遅れがもたらす生育期間の短縮による小玉化が懸念される年では積極的に使用するのも1つの手段なのかもしれない。
通常5つ咲く花の中の1つを残すし、4つ3つの花はすべて落とされるのだから使用するのも1つの手段だ。
今年は昨年の失敗から人工授粉も行った。
ただ1つ心配なのは結実しすぎて摘花あるいは摘果が遅れることだ。
寝る間も惜しみ、日の出からりんごの摘花と格闘している。
明日も早い。
早起きのためには早寝だ。
テレビでは野球中継しているが寝る方を優先する。
まぶたも重い。
野球で思い出した。
野球は9人でするスポーツだが適材適所という言葉があるように4番バッターが9人では勝てないスポーツだ。
私も小さいながら経営者。
適材適所。
すべてがエースで4番ではない。
勉強させられた言葉だ。