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取り組み

 あっという間に2月。
 なにしてたんだろ?と思うくらいに1月は過ぎ去った。
 
 今日、とある方から電話をもらい新しい事業の件で話し合った。
 農業がブームらしい。ホントかいな?と思った。
 お昼にニュースを観ていたら製造業の雇用者が1000万人を割り込んだと流れていた。
 最高時には1400万人近くもいたそうだ。
 古来より農耕民族だった日本人。
 年貢という言葉からもこのことがわかる。
 やがて産業革命がおき工業が発展していった。
 明治時代に資本主義という仕組みができ始め工業の発展とともに農作物に依存しない社会ができはじめた。
 工業そしてサービス業と第二次、第三次と戦後の高度経済成長を支えてきたものの最近は行き詰まり状態。
 単純に供給が需要を上回っただけのことだ。
 もちろん皆、生活のために新しいビジネスを模索するのだろうが今までの「取引」から「取り組み」へと移り変ろうとしている。
 今年も新しい目標ができた。
 取引から「取り組み」だ!!
 
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念ずれば花開く

 誰の言葉でしたっけ?

 「念ずれば花ひらく」

 先日、弘前市内のホテルで昨年のりんご品評会で一等賞に輝いた隣町の生産者の祝賀会に招待され参加させていただきました。
 正式には農林水産省生産局長賞という賞です。
 しかも親子三代に渡り受賞しているという方の祝賀会です。
 なんか、自分みたいな猪口才が参加していいのか?ってなくらいの篤農家さんの集まりで、程よい緊張感の中にも心地よさも感じました。
 参加させていただいて改めて、俺もやるぞ!!という気持ちになったのと目標をもつ大切さを再認識させられました。

 「念ずれば花ひらく」
 ちょっと話がずれてますね(笑)

畑でラジオを枝にかけながら

 りんご園では必ずと言っていいほどラジオを聞いている。しかし仕事に夢中になり、ほとんど記憶にないのが本音です。今日ラジオの中で興味深い放送があった。
 農業は古い産業になってしまった。と。
 ん~?と思わず手が止まり考えてしまった。
 古いんだろうか?
 
 生きるために食うという常識。
 食べる=健康との密接な関係。
 そして医療と健康。
 果たすべき役割は大のような気がする。

 日本に四季がある限り世界で一番美味しい農産物をつくれるし、さらには海にも恵まれている。
 農業が古い産業なのかもしれないが、生きるために食うという常識から考えれば食べ物をつくる産業の価値が低くなることは永遠にありえないものだと私は信じている。

 

ボソボソ・・・。

 農閑期の為なのか、やれ総会、やれ何とかの会合と酒を飲む機会が多いです。
 まぁ酒は好きなので全然問題ないのですが朝が大変です(笑)

 日中は畑仕事。夜は確定申告の下準備。
 畑仕事はまったく苦にならないですが確定申告は大儀。

 火曜日から二泊三日で九州へ行く予定ですが、これが最後の心の休養日です。

 りんごの収穫を終えてから荷造り発送に追われ、新年ととも毎日毎日雪との格闘。
 そして大雪の中の剪定。春は平年並みとの予想となれば一気に仕事を前へ進めなければなりません。

 充実しすぎて困ります。

品種にまさる技術なし

 『品種に勝る技術なし』
 まさにその通りです。どんなに技術が優れようとも世に受け入れられない品種のりんごを作っていたのでは生活できません。130年以上経つ青森のりんご産業は品種更新の繰り返しで現在に至ります。
 農閑期の今、自園の見直しを計り時代に淘汰されそうな品種を更新するために計画を立てます。
 しかしこの品種選び。
 今りんごの品種は戦国時代を向かえ様々で多種多様。
 甘いりんご酸味の強いりんご。赤そして黄。大きくなるりんご、逆に大きくならないりんご。そしてサビのつきやすいものからツル割れのおきるりんご。また豊産性なのか?交配するための花粉の和合性。そして貯蔵性など、ありとあらゆる観点から見定めなければなりません。
 この品種選びを間違えるものだと完全に十年は遅れます。
 自園では黄色りんごが少ないために黄色りんごの選択に四苦八苦してますが、りんごは赤い。赤いという概念からなかなか頭が離れません。
 概念を覆すくらい美味いりんごを生産し続けることと同時に生産量が多くなることからくる品質低下だけは絶対に避けなければなりません。
 
 品種に勝る技術なし!

長崎県で学んだこと

 12日から14日まで長崎県へ行ってきました。
 長崎は二回目ですが平和公園そして原爆記念館は始めてでした。
 りんごと原爆、農業と原爆を無理矢理にも連想させるわけではないですが少々疑問に感じたことがありました。今、福島で問題になってる原発。長崎や広島は除線したわけでもなく原爆投下の翌年には草が生えてきたそうです。
 だから福島を除線しなくてもいいのでは?という話ではありません。
 原爆で幸いにも生き残った方々は一年後に草が生えた姿を見て、これは自分も生きれると確信したそうです。また地中深く掘ったところミノムシが生きていた姿を見て同じ事を考えたそうです。
 涙が出るような話でした。
 また平和公園にあった石碑には当時の小学校の女の子が書いた文章が載ってあり、『のどが乾いて水がほしかった。あぶらのようなものが水にういてあり、それでも飲んだ』というような文章が書いてありました。
 のどが乾いての乾くという漢字と、あぶらのようなのあぶらのひらがな。
 ここからいろんなことが推測できます。
 今、日本は新しい国へと向かおうとしています。
 非常に考えさせられた長崎県でした。 

お天道様、照らし続けてくれ

 昨日、一昨日の猛吹雪による大雪から一転して今日は暖気。暖気と言っても気温がプラスなだけ。
 自宅と倉庫の屋根雪下ろしで一日が終わろうとしています。
 ホントは天気が良かったんで畑に消雪材を撒きたかったのですが建屋が先。
 優先順位を間違えると大変なことになります。
 
 明日は天気が悪そうですが剪定へ出かける予定です。
 
 今は屋根雪を下ろした体が悲鳴をあげています。
 まだ若い証拠ですね(笑)
 
 今の積雪は150センチ強。160センチ弱。
 昨年の2月28日に188センチというのが記録ですが、うれしくもなんともありません。

 春はまだかぁ~。

安心

 奥歯に物が挟まったような言い方に腹がたつ。
 
 農業を成長産業にし、世界第三位まで農産物の輸出を目指すと今日総理がおっしゃったようだ。
 夏に参院選があるために選挙に影響を及ぼすためにTPP参加を大きな声で言えないように思うのは私だけじゃないように思う。
 
 参加を表明しても別に仕事が変わるわけではないが振り回されるのは勘弁だ。
 
 日常、安全だと思って消費している農産物。

 間違いなく安心だけは買えなくなる。

生理、生態

 世の中バブルだろうが不景気だろうが、りんごの樹の生理生態は戦前戦後いつでも一緒です。
 今日まで三日間、実に有意義な勉強会に参加させていただきました。
 主に剪定の勉強ですが、りんごの起源から剪定の歴史そして今日に至るまでの剪定技術確立の歴史。
 青森県のりんご産業は130年を数えます。
 明治三年に初めて植えられてから今日まで先人は子孫のために苗を植え育て幾多の困難も乗り越えてきました。
 今、私の住む地域は昨年に続き180センチを超える豪雪です。
 今までもこのような環境の下、乗り越えてきたからこそ私達がりんご栽培を続けれる環境にあります。
 常々、先人の遺産の上に座れることの有り難さを感じるとともに100年後も青森県にりんご生産者が居続けることのできる環境づくりと人づくりが私達現代の生産者に課せられた責務なのでしょう。

 話はそれましたが、どんなに技術が進歩しても新しい品種であろうとりんご樹の生理生態は一緒。
 もう一度生理生態しっかり頭に叩きこまなければなりません。

心の折れる音

 心が折れる音ってどんな音なんだろ?
 ブチッ。バキッ。ボキッ。どれなんだろ?
 毎日毎日の雪で心が折れそうです。
 それに加え総理のTPP発言。
 青森県選出の国会議員の方々は全員反対のはずなんで今後の動向に注視しながら明日からも雪との格闘です。
 
 さぁ確定申告の書類作るぞ!
 夜も多忙じゃ!
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