師走

 一年納めのこの時期。嫌いではないが、畑での仕事に比べれば充実感に欠ける。
 園地をグルーっと回って様々な事が頭をよぎる。
 就農間もない頃はガラガラだった畑が毎年これどもか!ってくらいりんごの木を補植したことによって、今は充実してきた。
 とりあえず収量のあがる畑をつくろうと植えてきたつもりだ。
 今は新しい品種に変えようかという贅沢な悩みに変わってきた。
 しかし、その品種!!
 先人の言葉に「品種に優る技術なし!」という言葉もあるくらい品種選びは難しい。
 生産者間で品種が淘汰される一番の基準は味でも収量でもない。作りやすさでもない。
 そのりんごを換金した際に再生産可能な価格であるのか?この一点が最も重要視されている。
 「ふじ」を植えれば間違いない!とされてきた今までと今後はどのように変わっていくのかを見極める先見の眼。
 美味しいから良いというのも理由も一つ。青森県のりんご産業を支えてきた通年販売の為の貯蔵性に優れるから良いというのも理由の一つ。逆に自分の労働力を見据え、着色管理にかける時間を省くため黄色品種に変えるというのも理由の一つ。
 様々な理由があろうとは思うが生産者の立場からの品種を選ぶことだけは避けなければならないような気がする。
 今から難しい問題であることは間違いない。
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