朝の来ない夜はない!とか、春の来ない冬はない!と言いますがホントですか?
テレビのマスコミの報道って、いつも過剰なんだよなぁ~と思ってましたが、どうも違うようです。
毎日毎日朝から晩まで雪と格闘しています。
朝晩は家の敷地の雪かきで日中はりんご樹の雪下ろし・・・。
来る日も来る日も雪と格闘しています。まるで自然との根気比べ。
ただひたすら耐えるのみです。
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只今朝の三時半を回ったところ。
今朝の黒石市気温は氷点下六度。
今日は黒石市で恒例のマッコ市。
旧正月に合わせ毎年行われます。
マッコとは津軽弁でお年玉。
普段家庭で必ずや使用される日曜雑貨などを買いだめし、買い物金額に応じてマッコをもらえるというもの。
地元商店街の方々が毎年マッコ市イベントに協賛され、早い店では早朝三時から営業しております。なんで朝早くから営業するのかは、わかりませんがとにかく寒いです。
今日の朝のニュース番組「朝ズバッ!!」の取材を昨日うけ、今日放送されました。
たくさんの方々からのメールや電話いただきました。
本当は僕のりんごづくり仲間が取材をうける予定だったのですが取材前日に足を怪我され代わりに僕が受けることになりました。
放送内容はりんご園の大雪被害について・・・。みたいな感じでしたが、前年の秋田県の豪雪被害を目の当たりにしたこともあって、雪の恐ろしさは知っているつもりです。
僕は幸い、皆さんにこうして情報発信をすることができますが、できない生産者もたくさんいます。
毎日、家の雪かきや屋根の雪下ろしに追われ、その後りんご園に行ってりんご樹の雪下ろしを行ったり、雪の中に埋もれた枝をスコップで掘り起こしたり消雪剤を撒いたりと懸命の努力をしております。が、あまりにも降雪量が多く追いつかない状態であることも確かです。
剪定も行わなければならない時期ですが、りんご樹を守ることが第一です。
剪定作業を中断し、枝の掘り起こしや樹の雪下ろし、そして消雪剤の散布をひと通り済ませてから剪定作業にはいりたいと思います。 この先、間違いなく春を向かえるわけですが、今は雪の中で見えない枝。
消雪とともに、欠損した樹があちこちから見えてくるのが今から想像でき、春になるのが恐い気がします。

昨日一昨日とすべてのワイカ園に融雪剤を使った。今シーズン三回目。りんご樹の枝が雪の中に隠れ消雪とともに引き裂かれるのを防ぐのが目的です。
今、青森県内では融雪剤が品薄みたいだ。
妻と二人雪藪をこぎソリに融雪剤を積んでひたすらりんご園を目指し。
雪害で欠損したりんご樹もありますが、今できること精一杯やりたいです。
後悔したくないですからね。
技術とは・・・。矛盾の克服と言う言葉を聞いたことがあります。
りんご栽培において、「梯子の上り下りは金だ!」という言葉も聞いたことがあります。
このことを胸にりんご樹の低樹高を目指し、祖先が植えた樹は高幹仕立てといって幹を高いところから発出させ、そこから垂れ下がった枝を意識し、結実させるという方向性で生産しています。
私が苗木から管理した樹は、それとは逆に短幹仕立てを目指し低いところから幹となるものを発出させ結果枝を構成させるという方法です。
そもそも作業性に優れるし、短幹仕立ては樹勢も保つことが楽です。
が、しかし!このような大雪の中では雪の中に樹そのものが埋まってしまい、剪定どころの話ではありません。
まずは枝の掘り起こしから始めなくてはなりません。
りんごづくりを始め17年目。
誤った方向性に向いてきたのかなぁ~と考える反面、記録的な豪雪だからということで片付けるのか、心の中の葛藤がおさまりません。
先人は、この地域でりんごを生産するための術を知って高幹仕立てにしたのかなぁ~なんて考える毎日です。
今朝も10センチほどの積雪。桜の開花予想も発表されたのに春の気配すら感じられません。
今朝は地元消防団の耐寒訓練に参加し、その後は友人の父親の葬儀に参列します。
春はまだかぁ~と待ってる訳にもいかず多忙な毎日を生活しています。
今日の午前中は市役所に用事があり午後からは剪定するぞ!!と意気込んでましたが猛吹雪・・・。
家で本を読んだり、ごろ寝生活。
しかし!夕方窓から外を見たら超大雪。
午後から30センチ超の雪は積もりました。
その後また20センチくらい・・・。
こんなにもの雪は見たことありません。
明日から回復し、天気が少し落ち着くようですがまた消雪剤を撒き、一から出直します。
しかし、消雪剤かなり撒いたなぁ~金額にしても結構な額になってます。
りんご園の消雪に投資するなんて世の中変わったもんです。
今朝も雪片付けから始まる朝になりました。
今朝、村の長老と話す機会があり、ここからは会話形式(わかりやすいように標準語)です。俺「じっちゃ、こんな大雪の年は、どぉしたらいいもんだ?」
長老「いやいや、昔、山川市場ってのがあって、りんごが売れなくて山や川に廃棄したもんだ。それに比べりゃ良くて良くて。少しの枝折れで済むなら園地の更新のチャンスだ」と。長老「この雪でりんごのありがたさがわかる」と。
俺「はぁ」と。
その後、四つの坂の話も教えてくれました。昔、「お前どっから来たんだ?」と尋ねられたら「大阪です」と。次の方は「小坂です」と。更に次の方は「中坂です」と。最後に森の石松がやってきたそうだ。森の石松はこのように言ったそうだ。「俺はマサカという坂からやってきた」と。「まさか」?世には、まさかもあるんだと。
納得した話であったうえに最後に「ジッと待つのも仕事だ」と。「りんごの樹が時がくれば教えてくれる」と。
長老の話に朝から穏やかな気持ちを覚えました。

2月29日。今日生まれた人の誕生日ってどぉなるんだろ?
畑仕事が大雪で遅れているので一日儲けた気になっています。
「うるう年」ってオリンピックがあるんだけど「うるう年」には津軽弁でケガジと言って凶作の年が多いそうです。
そぉならなければいいが…。
ところで都心で雪が降ってるみたいですね。トップニュースになるのが理解できません。
午後からも融雪剤撒きに行くぞ!