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復興に願いをこめて


昨日、東日本大震災の復興のシンボルとして県産りんごを活用しようと青森県は県内各地に『東日本復興応援りんごオーナー園』を開設されました。その一角を私達が活動している『ふるさとくろいしりんご村』で受ける事になり、JRさんや県のスタッフまた市役所のスタッフの応援を得て植樹祭が行われました。
好天に恵まれ暑い1日でした。
今時期りんごの植樹は普通は考えられません。
りんごの樹は休眠期に植樹されるのが最も良いとされ、葉っぱが繁茂している今の時期では根の活着が悪いとされます。
あらかじめ、ポットに入れた苗を根から土を落とさないように注意し、植樹ツアーに参加された方々と一緒に植樹しました。
『明日人類が滅びようとも今日私はりんごの樹を植える』という言葉もあるように、植樹された樹をしっかり管理しなければいけません。
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伝統継承


私の住む農村地帯では春の農作業が一段落する七月第一週目の日曜日に運動会が行われます。
小学校中学校そして地区が合同で運動会を開催します。
農家も作業的に一段落している為に地区の町内対抗競技なんかは力の入りようが違います。
今年も怪我なく無事終えれた事に感謝!
また黒石市内の一大祭りである『黒石よされ』運動会の昼御飯前に小中学校全校児童に加えPTAの父母会またお爺ちゃんお婆ちゃん。
地区内が一丸となって黒石よされを踊ります。
こうして黒石よされの伝統が継承されていくのですね。

生きるとは食べること。



大正生まれのお婆ちゃん。
我が家の夏野菜担当大臣です。
アスパラに始まり、キュウリ、キャベツ、ナス、ピーマン、トウモロコシ、レタス、トマト、ブロッコリー、ニンジン、ダイコン、ジャガイモ、タマネギ、サトイモ、ハクサイ、ネギ、ニンニク、ホウレンソウ、チンゲンサイ、コマツナ、カボチャ、サヤエンドウ、エダマメ、ササゲ、シソの葉そしてスイカにメロン。
頭が下がる思いです。
10アール弱の畑に所狭しに植えられています。
最近はアスパラが終わり、ナスやキュウリの漬け物にトマトが食卓に並びます。
改めて贅沢な感じがします。
たかが1%の一次産業。
されど1%な感じがします。

遺跡後のりんご園



我が家のりんご園の約半分にあたる1.2haの面積のりんご園は『花巻遺跡』という遺跡後にあります。
苗木を植える際や古いりんご樹の抜根時には土器がでてきます。
弥生時代のものらしいです。
当時の方達は狩猟をし、火をおこし生活していたのでしょう。
大正生まれの祖父母の話では、りんご園には今のような多収穫りんご栽培ではなく、りんごよりも味噌を作る為の豆であったり野菜であったり、生活の一部に農業があったと教えてくれます。
さて、そんなりんご園の土には水田転作園のような地力はなく、毎年堆肥を投入したりしてますが
モンパ病というりんご樹の根の病気が発生します。
夏場に葉っぱが黄変し始めたら赤信号。葉っぱが黄変する前に葉色が落ち、ある程度発病を察知できます。
摘果で残された果実をすべて落とし、土を掘り、根を出して消毒し稲ワラを入れたり堆肥を入れたりし回復を待ちます。
私は経験上掘り起こした土は戻さず、根をさらけ出し日光消毒しています。
発病したら伐採し、新しい品種の苗木を植えるのは簡単かもしれないが古いりんご樹を守る事の方が大切な気がします。

みらい塾

 今日は暑さに加え昼間には滝のような雨。
 梅雨明けした青森県にも真夏のゲリラ豪雨。
 地球が黄信号を発しているのかも知れません。

 今日の午後、私が所属するJAの若い生産者を集めた勉強塾その名も「みらい塾」塾生10数名が私のりんご園に視察に訪れてくれました。
 私より、年下の世代でヤングパワーです。
 私は農業で成功する条件として次のように考えます。
 「結婚し、家族と夢を共有でき、子供を教育し育て、マイホームをもち更には後継者を育てれる」ことが農業での成功と感じます。
 みらい塾の塾生は後継者として育ってるので、親は成功された方々だと思います。
 目指すべき方向は違えどゴールは一緒。
 明日も炎天下の中りんご園での作業です。

マイカ漁



昨晩、友達の知り合いの船に乗せてもらい今別沖にマイカ漁に行きました。
日中から楽しみで楽しみで、りんご園でも子供のようだったかも知れません。
夕方六時半出発し、二時間弱で到着し船へ。
穏やかな海に満月。私的には最高だったが漁師の方に言わせれば潮が早いとか…。
波がないのに早いとは何事だ!?と思いましたが家帰ってネットで調べたら納得しました。
漁師さんといろんな話をしましたが、ここ今別では『漁師では食っていけない』という言葉に同じ一次産業者として様々な辛さを感じました。

なでしこから得た勇気

なでしこ…秋の七草の一つで淡紅色の花が咲く花なのですが何故に『なでしこジャパン』と言われるのかがわかりません。
そんな話はさておき『なでしこジャパン』が世界一になりましたね。
たくさんの勇気をいただいた気がします。
一生懸命プレーする姿に感動しました。
MVPの澤選手の言葉に『夢はみるものじゃなく叶えるものだ』という言葉の重さを感じました。
おめでとう!!なでしこジャパン!!

木から感じる気


昨日まで炎天下の下、三日間山林の下刈り作業に行ってきました。
比較的一日目と二日目は日差しが弱く作業しやすかったが昨日は日差しが強く作業が緩くなかったです。
昭和62年の年に父親が孫の為にと杉の木を仲間数名と森林組合から土地を借り受け今まで毎年管理しております。
今は国産材木が輸入材木におされ厳しい時代です。
しかし先人は必ずや国産材木の需要が高まる事を信じ、子の為、孫の為にと植樹された事と思います。
無論、環境への配慮も否定できません。
我が家では一次産業に生きる者として、りんご栽培だけでは生活が成り立たなかった為に、山林に杉を植え生活が厳しかった時代には材木を売り、食いつないできました。
その甲斐あって進学もさせてもらったし不自由なく生活させていただきました。
杉の木を伐採し売
った後に、また植樹しなければ元も子もないわけですが祖先が繰り返してくれたおかげで管理もできるわけです。
この山林に行く度に親の苦労と我が子に対する愛情を再認識させられます。
合掌

畑違い?




先日、同じ黒石市内のイチゴ農家トマト農家ダイコン農家など自分と違った収穫物を生産する農家の農場見学に行ってきました。
作物の出来、不出来は私の眼からは判断できません。が、しかし、いろんな話をしていくうちに同じ農家として同じ悩みを感じ、夢を抱き、良い刺激となりました。
個々の経験を惜しみなく教えていただいた先輩方には感謝します。

夏祭り




津軽は夏祭り一色です。
昨日から黒石ねぷた祭りが開催され我が町内も参加しました。
お昼すぎにねぷたを会場に搬送し、暗くなるのを宴をし待ちます。
六時半開始で津軽の空に開始の花火が鳴り響き祭りが開催されます。
黒石ねぷたは青森ねぶたや弘前ねぷたとは違い主役が子ども達。老若男女地域一丸となり祭りを盛り立てます。
こうした文化は後世にしっかり引き継ぎたいものですね。
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