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援農

 私の住む青森県黒石市花巻地区。ここには、花巻りんご支会というりんご生産者団体があります。
 りんご支会の重鎮が病に倒れ、剪定作業ができないということで、重鎮の親友や支会員一同30名ほどの人数で剪定作業に行ってきました。
 
 実は私も3年ほど前に病に倒れた際、自園に仲間が摘果作業に来てくださいました。
 
 私は技術的に未熟で、先輩方と一緒に剪定すると未熟さが身に沁みて感じられます。
 重鎮を助けに行ったつもりが、先輩方と一緒に剪定していると、自分が勉強しに来てるような感じがしました。
 大人数での剪定作業はペースも速いために、圧巻です。
 
 それにしても、こうして産地は守られているのですね。援農1
援農2

 
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入学式

 結婚して今月末で13年目に突入。
 一番上の長女は誕生日を迎えれば13才。
 あっというまというのが本音です。
 
 一昨日、震災の余波なのか震度6の地震が起き、青森では震度4。
 即、停電になり、また二日三日は電気がこないのかと思いましたが昨日復旧しました。
 おかげさまで今日からは完全に日常を取り戻しました。
 
 今日も一日剪定作業です。
入学式

まだまだ剪定

 剪定作業も終盤戦。
 りんごの蕾が膨らみ早いものでは発芽しました。
 
 さてさて今年から20㌃ほど村の長老より畑を譲り受け、賃貸ですが畑の耕作面積が増えました。
 古木が多く管理し甲斐があります。
 場所的にも私の園地の道路を挟んで向かいにあり、軽々しく「うん。いいよ。」とは言ったものの、何とその。
 なかなか進みません。もう10日くらいは剪定が続きそうです。
 
 長老のりんご園。
 昔ながらのオーラを感じるりんご樹ばかりです。樹

 

品種に優る技術無し!


どんなに優れた技術を持っても、時代に受け入れられない品種のりんごを作るよりも、技術が無くても時代に受け入れられた品種を作付けするのが得策だ!と言う言葉です。
青森県のりんご産業も品種更新によって成り立ってきました。
今年、20アールほどの面積を品種更新したくて今日伐採しました。
もったいない気もしましたが食う為には致し方ない事です。
そんな中において、りんごの品種に試行錯誤しております。
基本的な考え方として、ただただ新品種といくのではなく、ある程度ターゲットを絞り品種を選んでいきます。
品種がたくさんあるから果樹栽培は面白いのかも知れませんね。

植え替え作業

 長老から借り受けた20㌃のりんご園の剪定を終え残るは、幼木の剪定だけとなりました。
 今日は幼稚園からの同級生が朝から手伝いに来てくれて、建設機械のオペレーターをしてくれました。
 古い樹を予め伐採し、また世に受け入れられなくなった品種を新しい品種に変えるための植え替え作業です。
 抜根するさい建設機械の重機、ユンボで行い非常に手馴れた感じで作業が早いのなんの・・・。
 新しい品種で、「星の金貨」というりんごと「ぐんま名月」というりんごを植えました。
 どちらも黄色のりんごで10月末に収穫するりんごです。
 星の金貨は青森県で育種されたりんごで、ぐんま名月は群馬県です。
 品種においては賛否両論がありますが、私が食べて美味しかったりんごです。
 大苗ですので二年後には収穫できる予定です。
 明日もう1日、苗木の植え付けをし、明後日からまた残りの剪定です。

つぶやき

何でりんご農家の道を選んだのか?
ん~?
難しい質問ですね。
りんご園は先祖からの贈り物だからですかね?
いつからか『言われるままに生産する農家』では駄目だと気づき『自分で値段を付けて販売する農家』へとも向かいました。
『農業を続けてれば十年後には必ず良くなる』と全くもって根拠の無い話を信じ込み十年経つが良くなるどころか…。
農業を営む上で暗黙のルールとでも言うのか農協と言う古くからの概念にとらわれ、個々の経営である以上責任だけは負わされているにも関わらず矛盾すら感じず麻痺しきった神経を一言の言葉に救われました。
『日本の一次産業の総販売高が当時8兆円あり二次産業の総販売高は13兆円円あります』
日の出から日没まで雨の日も風の日も休まず仕事をし、自分で生産した農産物に値段も付けられずただ言われるままでありました。
今では自ずのアイデアで自由に農業を。また自己責任で。
これで駄目なら本望です。ってな感じでりんご農家を営んでいます。
りんご農家は天職です。

我田引水


我の田に水を引く。
『我田引水』じゃ駄目ですよね?
今日は生憎の天気でしたが朝から田山堰土地改良区の総代を務めてる事もあり、早朝より農業用水路の点検並びに清掃作業へ出席しました。
水田用の農業用水の他に農薬散布用の水に使われています。
八甲田からの雪解け水を一番の上流で真っ先に農業用水としてつかえる私達は贅沢なのかも知れませんね。

やるぞ!


三日ほど前に剪定を終え、その後園内の片付けを急ぎ今朝四時半くらいから早速薬剤散布をしました。
昨年の葉ダニの卵がりんご樹に越冬しているので卵に油膜をかけ、ふ化させないためのマシン油という農薬と、今年の春は雨続きで園内が乾いていないのでモニリア病という病気が非常に心配です。
葉っぱが腐り、結実しても実が腐ります。
その予防の為にベフランという殺菌剤の二種類を散布しました。
環境に優しいなどの目的でマシン油は農薬ではないような扱いもされますが、れっきとした農業用の薬剤です。

今年も健康なりんご樹を管理し、美味しいりんごづくり目指します。
りんごの主治医は俺だ!!
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