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技術とは?

 昨日、弘前市のりんごづくりの大先輩のところへ夕方車を飛ばしりんごの「穂木」をもらい行ってきました。
 「穂木」とは接木するための接ぎ穂といって、接ぐ枝?(うまく表現できません)                世に受け入れてもらえなくなったりんごの品種に「穂木」を接木をし、新しい品種のりんごの樹に生まれ変わる為の接木する枝です。
 その時のこと。
 無造作に「パツンパツン」と勢いよく切り、分けてもらいました。
 「国光」という品種の時代から「ふじ」へ移り変わる時にも、りんごの神様、「斎藤昌美」さんが自園のりんごの枝を青森県内のりんご生産者に分けてくれた話はりんご農家の間に限らず、あまりにも有名な話です。
 
 穂木を分けてもらい少しばかり剪定技術の話も聞かせていただきました。
 剪定技術とは・・・。
 りんごを栽培している方々は、                                        りんごの樹の高さをなるべく低くし、能率的に仕事したい。
  枝量を薄くし日光が万遍なく入るような樹形に保ちたい。
  それでいて美味しいりんごを生産したい。それも収量は限りなく多く・・・。
 誰もが考えることです。
 いろんな話を聞かせてもらった中で技術とは「矛盾の克服!」だと言われました。
 納得です。
 おもい言葉を胸に今日も明日も剪定です。
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咲いたぞ~

りんご花
 りんご園の剪定も残すところあと30アール。
 あと二週間くらいで終われそうです。
 3月の半ばに剪定した枝を自宅に持ち帰り花瓶にさし毎日水を取り替え、ようやく花が咲きました。
 癒されます(笑)

 剪定された枝は全て焼却されます。                                     欲しい方おられましたら連絡ください。
 花瓶に挿し、毎日水を取り替えたら花が咲きますよ~。

 

 1日遅れの更新です。
 昨日と今日は最高の天気でした。
 今日は1日剪定してましたが昨日は地元町内の「ねぷた」の解体作業をし、今年のねぷた製作の為の下準備をし、その後反省会をし、帰ってきました。
 今から「ねぷた」?って思われがちですが、ゴールデンウィーク前くらいまでに骨組みはできちゃうんでうよ!
 その後、電気を配線し紙を貼って・・・。
 私の住む町内では子供達の為に「ねぷた」を製作し子供達の為に「ねぶた」を運行しています。
 町内会のメンバーは皆、様々な職種の方々です。皆でボランティア活動に汗をかき、その後酒を飲み交わし、いろんな情報交換をし、最高の仲間たちです。
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夢を持つ大切さと、一歩踏み出す度胸

 りんご園の剪定も残すところ10日くらいです。
 昨日は午後から税務署に行ってきました。
 税務署や警察署って好きになれない方って多いかと思います。
 はい。私も嫌いです。
 しかし昨日は、製造免許の交付の日で、念願の製造免許がおりました。(りんごの酒は果実酒ですので果実酒特区の方の免許ですが)
 その後、いろんな注意事項を聞き、今日は朝から準備作業をしてました。
 よって畑仕事は進んでません。
 
 最初、りんごで酒造りしよう!という先輩の言葉にピンときませんでした。
 しかし、話をする度、自分で考える度に夢が膨らみ、たくさんの仲間と踏みだしました。

 以前、トップランナー塾と言う青森県の事業、勉強会の中で弘前市の高橋さんという方と知り合い高橋さんの言葉を思い出しました。農業者に大切なのは「夢をもつことの大切さと、そしてそこに踏み出す度胸」という教訓を胸に頑張りたいと思います。
 
 「夢を持つ大切さと、一歩踏み出す度胸」
 好きな言葉の一つです。
 
 

ねぶたの下絵

下絵
 青森県の弘前市にある弘前城が今年で生誕400年だそうです。
 大浦為信が治めた城下町の弘前。桜の名所で知られる弘前城。
 桜の開花予想が24日と発表され、春まっしぐらって感じです。
 りんご園の剪定作業も終盤戦。あと1週間くらいで終われそうです。

 私の住む集落は黒石市花巻ってところです。
 120軒足らずの田舎の集落です。
 この集落で毎年、子供達の為に「ねぶた」を運行しています。
 この「ねぶた」の題材が生誕400年にちなんで大浦為信に決定し、今日、ねぶた師の「佐野明彦」さんが下絵を持ってきました。
 桜並木を大浦為信公が馬に乗って駆け巡る感じをねぶたに製作します。
 花巻にちなんで為信公が桜の花に巻かれるくらいの桜の量は圧巻です。

 話は少しそれますが、幕末から明治の初期にかけ、青森県に西洋りんごの苗木がやってきて当時はりんごをサムライさんが育てたのが始まりとされています。
 サムライさんは刀を腰に下げていましたが刀をおろし、鋸と鋏を腰に下げたそうです。
 剪定時だけじゃなく普段から鋸と鋏は、りんご農家の必需品です。
 今、この鋸の刃も替刃式が主流で鋏の刃も替刃式が主流になってきました。
 自分は職人さんが一つ一つ手作業でつくってくれた鋏と鋸を持って剪定しています。
 昔、刀鍛冶があったように鋏鍛冶や鋸職人も青森県にはいらっしゃいます。                   生産者の間では鋏も鋸も切れるんだから替刃式の使い捨てで十分だ!と言われる方がいらっしゃいますが、サムライさんの刀に対する想いは違ったはずです。
 夜寝る時も自分の枕元に刀を置き、肌身離さず刀を大事にされたものと推察できます。
 手打ちの鋸や鋏は使えば使うほど切れ味が増し手になじんできて最高です。
 職人さんに支えられながらりんごを生産しているわけですが、残り少ない剪定作業、楽しんでやっていきたいと思います。
 

りんごの樹

 りんごの樹の剪定も、あと3日程で終わりそうです。
 りんごをつくってから16回目の春を迎えようとしています。
 今36才になるから65才まで、りんごをつくるとすれば後29回りんごの剪定をするわけです。
 もう3分の1過ぎたってことなんですね?
 栽培技術は年々進歩しているつもりで、また新しい技術も身についていますが、いつの時代、いつの時になっても、りんごの樹の生理生態だけは変わることがありません。
 りんごの樹の生態を勉強したのが10数年前で(今も勉強してますが)何ひとつ変わってません。
 
 剪定する時に素質の悪い枝や素質の良い枝の妨げになる枝は切り落とされていくわけですが落とすタイミングを誤ると樹が必要以上に繁茂し、翌年、結実不良をおこしたりします。
 また、どんなに高度な技術をもっても生態を覆すことだけは不可能です。
 すべては生態を知り尽くしたうえで良品果実を多く生産するための、お手伝いにすぎません。
 
 「観察」。

 すべては観察から始まります。
 字の如く観るだけじゃなく察することが大切なんです。
 「りんごのことは、りんごの樹から学べ!」 

たとえ明日、世界の終わりが来ようとも私は今日りんごの木を植える

接木
 夕べ、夕飯後に夜業をし苗木を作るための接木を、今朝は少し寝不足ながら酒造りの為の準備作業にと追われ帰ってきてから夕飯を食べ、また接木作業。
 毎日、充実した忙しい日々に追われています。
 
 この接木の仕方や、一人前の苗木の育て方も村の長老から教わりました。
 昨日と今日接木したりんごの木は、うまくいけば四年後に結実し収穫できる予定です。
 品種は「トキ」と「あおり21」というりんごです。
 
 この品種選びが難しいのです。
 個人個人みな意見が違い、どの品種においても一長一短あり。
 時代に受け入れられ、消費者に受け入れられ、そして栽培管理が容易で、美味しいりんご・・・。
 なかなかありません。
 ただ一つ自分の中で言えるのは、おいしいりんごを接木し生産することです。
 「たとえ明日、世界の終わりが来ようとも私は今日りんごの木を植える」
 有名なマザーテレサの言葉ですが、大好きな言葉のひとつです。

第六感

 キャベツ一玉300円。
 朝から何度もラジオで言われてました。
 スイーツ一個に300円は出せてもキャベツ一個300円は高い!?
 熱くなりそうなんで、この話はさておき、何十年ぶりとか、観測史上初めてなんて言葉が頻繁に聞かれる今、やっぱり変なんですよね?今年の冬に秋の収穫期だったら、一大事だった低気圧が二度三度ありました。
 今月入り、全国のハウス野菜を直撃した低気圧。
 今年は何かが違う予感がします。
 
 

剪定終了

 1月末から始めた剪定作業、今日ようやく終えることができました。
 一本一本すべて、自分の眼で観察し、納得のいく剪定ができた感じがします。
 これから肥料をやったり、園地内の整理をしたり本格的に忙しくなりそうです。
 それより夢だった酒造りが来週からスタートします。
 酒造りの杜氏的役割を担うにあたり胃が病みますが今まで勉強したこと、またたくさんの先生方に支えられスタートします。
 仲間すべての夢を背負う感じがして気が気でなりません。
 

始めました。

搾汁
 日付が変わり昨日より本格的に酒造りが開始しました。
 昨日は朝から仕込みタンクの最終確認とりんごの搾汁に追われ忙しい一日でした。
 
 無論、原料のりんごは本物です。
 収穫してから今日まで冷蔵庫の中で寝かせ糖度を増し完熟したりんごです。

 酒造りの杜氏的役割を担うにあたり、温度管理や発酵の管理でいてもたってもいられない心境です。
 夜も心配で心配で・・・。
 
 胃に穴が開きそうです。
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