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宮内庁御用達

りんごの樹
 私の住む黒石市にあるりんご試験場(りんご研究所)で昨日と今日、参観デーが行われました。本当は昨日、地元のりんご生産者と一緒に行く予定でしたが用事があり今日のお昼休みに行って来ました。普段なかなか見ることのできない研究所のなかを開放し、また研究所の方々と普段りんごを栽培するうえで気になる病害虫の相談や、りんごに関するさまざまな情報交換ができます。また新型の薬剤散布機や高所作業車などの展示。また普段使ってる手袋や長靴、雨合羽、りんごの剪定鋏や鋸等この日限りの特価で売ってます。また、新品種の試食会なども行われてました。
 この研究所では、毎年この研究所で獲れたりんごを宮内庁に贈っています。すべての収穫が終わってから最高級品質のりんごをカスリの着物を着た女性が一つ一つ丁寧に拭き、和紙に包んで贈っています。私のりんご園は、この研究所から車で五分弱の場所で青森県の中でも最も栽培に適した場所とされています。
 参観デーから帰ってからは、もちろんりんごの着色管理作業です。「つがる」というりんごの収穫は今月の四日くらいから始める予定です。
 写真は、りんご研究所にある国光というりんごの樹で樹齢109年だそうです。
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観ヨリ察ス

 観察
 観ヨリ察ス。りんごをつくる上で最も大切にしていることです。
 ようは、りんごを観察することなんですがりんごばかりじゃなく季節感で変わるりんご園の下草なども含め、りんごをつくる上ですべてのものは観察が大事ってこと。ただ観るだけじゃなく観た中から察することが、最も大切なことです。例えば、今は「つがる」というりんごの着色管理をしてますが、毎年9月初旬に収穫するわけですが、万遍なく着色させる為には果実に付着している葉を摘み取ります。八月中に葉を摘み取るわけですが、私の場合は葉ッパの葉脈が赤くなってから葉を摘み取っています。葉脈が赤くなればりんごも赤く色づきはじめます。そして一気に着色させるのです。葉ッパを少しでも遅く取ることによって当然食味も増すものと考えます。これは日々仕事する上でりんごの樹と接したなかで感じ取ったものです。りんごが僕に教えてくれたことですかねぇ(笑)どんな教科書を読むよりもりんごと接した中で感じ取ったものには間違いがありません。これが、りんごをつくる上で一番大事なことなのではと思います。ちなみにこの字は公私共にお世話になってる大屋裕明さんが書いてくれたものです。

朝採りりんごのりんごケーキ

りんごケーキ
 写真は妻が焼いてくれたりんごケーキです。今日からりんごの収穫を始めましたが、お昼休みに午後の休憩の時に食べようってことで焼いてました。今朝獲れたりんごを使い・・・。贅沢ですよね?
 なんか焼いてるの見たら簡単そうだけど、火加減が難しいらしいです。本当はレシピを載せようと思ったのですが先ほど妻と大喧嘩して口を聞いてもらえそうにありませんので後日載せます。
 さわらぬ神にたたりなし・・・。

日曜日のりんごもぎ

かりんりんごもぎ
 今日から朝からりんごの収穫。日曜日ともあって学校休みの子供たちも一戦力。長女はクラブ活動の大会でいなかったが次女と三女はお手伝い。次女はりんご箱にりんごが傷まないようにマットを敷く係り。三女は雑用係り(いたずらしないだけで一人工あります)。日曜日になれば、なぜか仕事がはかどりません(笑)三時頃まで収穫して、その後お客様への発送の荷造り。今日収穫したりんごは明日、お客様の手元に届きます(一部の地域は除きます)。
 私は父親がいなかったせいか、ごく普通に休みの日は手伝わされたものです。家の子供も小さい頃は畑に来るのですが大きくなるにつれ自分で遊ぶものを見つけ、だんだん来なくなってきました。私もそうでしたが・・・。猫の手も借りたいほどの農繁期だからとか様々な理由はあるにせよ親の仕事を子供と一緒にするって大切なことですよね?また、りんご園は私たち家族の生活の為の拠点です。また心のゆとりの場所でもあるのです。家族農業の一番の真骨頂なのではないでしょうか?
 

纏振り

纏隊長
 昨晩から土曜日の晩まで、町内の消防団で纏振りの練習をしています。纏とは江戸時代の町火消が自分の組の目印としてもったのが最初で火事のときに風下の高いところに上がり目印となったのが最初と聞いております。
 私は消防団に入団してから十数年経ちます。地域住民の生命と財産を守るのが目的ですが一年に
二度、春と秋に観閲式が行われます。そこで纏振りを披露するのですが、その練習です。この纏、30キロくらいあるんですよ!
 りんごづくりを生業としてますが、りんごづくりに支障がない範囲内で、これからも地元の文化活動に積極的に協力していきます。

運動会

かりん運動会
 先日娘に土曜日に保育園の運動会だから応援しに来てね!って言われ今日朝から運動会に行きました。正直あまり学校行事や保育園の行事は妻にまかせっきりの自分です。
 うえの娘の時は何度か行ったことがあるんですが年長組だけがこの太鼓演奏するんです。実はこの太鼓演奏が自分にとってはメインでした。家庭では一切言うこと聞かない娘でも保育園の先生の教えは絶対のようで家でも毎日のように鍋のふたを太鼓代わりに練習してました。以前青森で世界大会が開催された時のオープニングで家の子が通う保育園の園児が太鼓を演奏しているテレビを観て感動したことがありました。それを自分の子に置き換えて・・・。
 やっぱり自分も人の子のようです。親バカ記事ですみません。

農ギャル!?

 今日の黒石の朝は雨です。今日はこれから消防団の観閲式に参加です。
 金曜日の日に午後から青森市内に勉強会があったので行ってきました。講師のかたは株式会社「ただいま」の社長、佐藤翼さんでした。ものづくりから販売までと題してでした。
 私たち農家は今、政府の貿易のツケが農産物に回り国内で生産している農産物でさえ輸入しています。で、産地では地産地消がうたわれています。なんだか変ですよね?
 地産地消なんて以前は当たり前のことだったんですよね。空路輸送が始まり、高速道路での運搬。冷凍技術の普及。農家は農産物加工の時代に入りました。
 そんな中、勉強会の中にKYな女性が何人か見受けられました。野菜ソムリエの資格をもち野菜スイーツを作っている弘前市の坂本さん。同じ黒石市でアスパラを主に生産し、農家レストラン開業予定の佐藤さん。農ギャルですよ。以前、渋谷のギャルが秋田県の大潟村で米の生産を始めたことを耳にし、その米を農ギャル米として渋谷で売るとか・・・。なにはともあれ農業は今注目されてます。
 これからは情報交換をもっと密にし時代のニーズにあった農家として生き残らなければならないことを再確認した一日でした。夜の情報交換会(懇親会)、もちろん暴走モードです(笑
ただいま社長
農ギャル

山代
 先日、大学時代の同級生が私のりんご園に遊びに来てくれました。以前、りんごもぎにも来てくれたことがありましたが今回は観光で青森の方へ来たとのこと。しかも七月に入籍されたばかりの新婚ホヤホヤ。彼女は初めてりんごの樹を見るらしく着果量の多さに驚いてました。
 りんごはさておき、彼とは本当に数多くの思い出があります。
 「酒は飲んでも呑まれるな!」
 「酒と女は二合(二号)まで!」
 私もお酒は大好きですが彼も非常に大好きです。
 まぁ~結婚されたことは本当におめでとう!りんごの収穫終わったら、一献やりましょう!!
 

ゲリラ!

ame.jpg
 最近ってか近年ってか、本当に変。昨年の雹を思い出すくらいの大粒の雨が今日も突然お昼に。天気予報は晴れマーク。昨日も大粒のゲリラ雨に雷。今年の八月は日照不足に夜も寝苦しいと思われた日がゼロ。温暖化が進むと言われる中、自然とうまく付き合っていかなければならないのだが何か自然が怒っている様な感じがする。何をどぉしたらいいのか具体的にはわからないが、今できること・・・それは緑を大切にすることだな。

工藤君と・・・

弘前大学 工藤
 私のところに来てくれる弘前大学の学生さんで工藤君って方がいらっしゃいます。           彼は私の住む黒石市の隣の平川市でりんご農家さんの息子さんで大学卒業後はりんご農家を志し日々勉強されている方です。                                            先日も私の畑へ手伝いに来てくれました。                                   先日は葉摘み作業を一緒にしました。
 将来りんご農家になるにあたり今から生産や販売など非常に勉強熱心です。              今、青森県のりんご農家は、果物の消費が伸び悩み厳しい時代を迎えています。           彼には大学卒業したら国家公務員を目指すなり、もっと真剣に考えろ!と何度か言いましたが、やっぱりりんご農家になりたい!って気持ちが強く私のところで互いに勉強させてもらってます。     彼も私と同じく父親がいないため、共感するところはたくさんあります。                  私も就農当初は周囲の生産者やりんご関係機関の方々に助けられ今現在に至ります。        これからは恩返しとも考え工藤君とはもっと深い付き合いをしたいと考えてます。            また若い生産者とスクラムを組んで県産りんご、また国産農産物の消費拡大の宣伝PRをしていきたいと思います。
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